昨年につづいて今年も阪神内3000で行われる菊花賞。昨年は母父モティヴェイターのタイトルホルダーが圧巻の逃げ切り。そして2着オーソクレースと3着ディヴァインラヴはともにエピファネイア産駒だから、サドラーズウェルズの血を引く馬が1〜3着を占めたことになる。
また2〜4着馬はともに母父ディープインパクトで、ロベルトの血を引く点も共通する。ちなみに母父ディープのJRA平地重賞勝ちは20あるが、うち11勝が2000m以上だ。サドラーズウェルズ=ヌレイエフ、ディープインパクト、ロベルト。ここらが阪神菊花賞のキー血脈といえるか。
登録馬でサドラーズウェルズの血を引くのはヴェローナシチー、ポッドボレット、ヤマニンゼスト。母父ディープはヤマニンゼストだけ。ヤマニンゼストは父シンボリクリスエスだからロベルトの血も引いております。(解説:望田潤)
アスクビクターモアコロネーションS(英G1・芝8F)勝ちケマーの半弟で、フィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ちプリティゴージャスのイトコ。母カルティカはフィユドレール賞(仏G3・芝2100m)3着。母父レインボウクエストは凱旋門賞馬。ディープ産駒らしい鋭さはないが、そのぶん母方の持続力と粘着力で走る中長距離馬で、上がりがかかるほどパフォーマンスが上がる。菊までの戦績はタイトルホルダーと重なるものがあるし、阪神内3000は本領100%発揮の舞台だろう。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
アスクワイルドモア母ラセレシオンはペルーサの全妹でパシャドーラの3/4妹でJRA3勝。近親に亜牝馬チャンピオンのディファレント、ダイオライト記念3着アルファフォーレスなどがいる。そこにキズナが配されて、