▲左・津村明秀騎手(撮影:藤井真俊)と右・戸崎圭太騎手(撮影:下野雄規)
2023年から始まった平地競走の斤量引き上げと、ムチの連続使用回数の半減について。
netkeiba.comでは12名の現役騎手にアンケートを行い、昨日は栗東編として5名の騎手の回答を紹介しました。
本日の美浦編では戸崎圭太騎手、田辺裕信騎手、松岡正海騎手、津村明秀騎手、大野拓弥騎手、野中悠太郎騎手、横山琉人騎手の7名の回答を紹介します。
ベテラン騎手と若手騎手、また地方競馬出身騎手では意見が大きく分かれる結果に⁉︎
(取材=東京スポーツ・藤井真俊)
Q.負担重量の引き上げは賛成? 反対?
▲7名の騎手の回答(表中敬称略)
戸崎圭太 楽になった。
田辺裕信 3歳馬が変わらないのでまだあまり感じない。ただ自分だけじゃなくサウナとかで減量で苦労している人もいるのでいいと思う。
松岡正海 日本の競馬は外国よりもスピードがあるので、一定以上の斤量は脚元への負担になると思う。もともと(減量に)苦労もしていない。
津村明秀 とくに夏場、3歳牝馬の52キロが53キロになれば大きいと思う。
大野拓弥 楽だと思う。まだ3歳馬は変わらないが、これが変わればより感じると思う。
野中悠太郎 (影響が)大きい。楽になりました。
横山琉人 競馬学校生の頃から体重で苦しんだことはありません。鞍を運ぶ際に重くなったとは感じます。
▲横山琉人騎手「鞍を運ぶ際に重くなった」(撮影:下野雄規)
Q.ご自身ではどんな対応をしている?
戸崎圭太 筋肉量を増やすようにした。
田辺裕信 まだ取り組んではいないが、体の作り方は工夫したい。個人的に体重を軽くして鞍や道具で重くするのではなく、ギリギリまで自分自身の体重を増やした方がいいと考えているので。
松岡正海 なし。
津村明秀 今までと変わらない。
大野拓弥 まだあまりないが、減量で絞る頻度は減った。
野中悠太郎 とくになし。
横山琉人 とくになし。
▲田辺裕信騎手「体重を軽くして鞍や道具で重くするのではなく、ギリギリまで自分自身の体重を増やした方がいい」(C)netkeiba.com
Q.負担重量が増えると馬の走りに影響はある?