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スパーキングサマーC・展望

  • 2007年07月23日(月) 23時49分
 スパーキングサマーC(7月24日 川崎 サラ3歳以上 地方交流 SIII 1600m)

 G3(SIII)昇格後、今年で4年目。04年ユニークステータス、05年マクロプロトン、06年イシノダンシング…前3年とも、ここが重賞初制覇という夏の上昇馬、新興勢力が勝ってきた。船橋2勝、川崎1勝、2着馬はすべて地元川崎。ただ今年から南関東限定→地方競馬交流と条件変更、顔ぶれ自体が大きくレベルアップする。交流G常連の東海所属馬が乗り込み、対して南関東側は次週「サンタアニタT=大井8月1日」との兼ね合いで主力分散。いずれにせよ馬券的には楽しめそうだ。極端な道悪にならない限り接戦が予測される。

◎ルースリンド
(57・内田博)
○ムーンバレイ
(56・吉田稔)
▲シャイニールック
(57・戸崎)
△ブルーローレンス
(57・山田信)
△キングスゾーン
(56・安部)
△ジルハー
(57・町田)
△ミツアキタービン
(59・東川)
トロットテイオー
(57・水野)
オグリホット
(56・筒井)

 人気がどうなるか読みづらい。評価が分かれそうなルースリンドを狙った。長期休養(13か月)からカムバックし、房の国OP→大井記念と2、2着。いずれも厳しい位置から伸びたもので、父エルコンドルパサー、奥手血統の底力を感じさせる。JRA未勝利の転入ながら、以後[10-4-1-1]。昨年大井金盃2着だから、実績、格は見劣りしない。中間2か月の調整。おそらく自身の状態と相手関係、じっくり見据えた出走だろう。混戦向きのパワーと勝負根性。少し忙しいイメージのある川崎1600mだが、現実には1戦1勝、当時イシノダンシングを完封している。

 ごくストレートな予想はムーンバレイ。前2走交流Gで2、4着、しかも名古屋大賞典でブルーコンコルドに先着だから説得力がある。1600m[7-1-0-0]、クリスザブレイブ(JRA9勝)の弟という良血。あえて死角は内弁慶…の懸念になるか。本格化と思えた4歳秋、出張した福島でよもやの大敗(2人気=11着)を喫している。同じく東海キングスゾーンも、近況からは勝って当然。さきたま杯でメイショウバトラーと接戦し、続く前走プロキオンSもJRA強豪相手に十分な見せ場があった。こちらは力走続きの反動が問題だろう。本来実績?1のミツアキタービンも気配重視。かつてフェブラリーS・4着だからマイル自体はいいとして、前走帝王賞を無抵抗の大敗など、全盛時の力があるのかどうか。

 南関東の伏兵。シャイニールックは前走準OPを6馬身差圧勝で軌道に乗った。昨春東京ダービー1番人気(4着)の潜在能力。マイル前後に適性が高そうで、ここは正念場という評価をしたい。前走京成盃グランドマイラーズ2着で地力を示したブルーローレンスだが、当時17kg減の馬体は少なからず不安がある。自身平行線の状態、戦力とすると、楽観できない相手だろう。渋い伏兵というイメージでジルハー、絶好調を頼みにトロットテイオーが大穴。記者自身は、ルースリンドから馬複、馬単で手広く買う。

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日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。

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