過去10年のデータ。1番人気[4-2-1-3]、2番人気[0-2-3-5]、3番人気[1-1-3-5]。1番人気馬は勝率、連対率とも十分で(10年間すべて4着以内)、かわりに2番人気、3番人気がふがいない。02年ラヴァリーフリッグ(単1.4倍)が勝ち、2着ブルーマドンナ(8番人気)などが典型例(頭は堅くヒモが狂う)となっている。馬単最高配当は、昨年マキノチーフ(8番人気)→チャームアスリープ(南関牝馬三冠)の18,130円だが、このパターンは多くない。
所属別では、船橋=6勝、2着6回と断然。以下、大井=2勝、川崎=1勝、2着4、浦和=1勝(前述マキノチーフ)。出走頭数を加味すると大井勢のハイアベレージが特筆できる。春の牝馬クラシック(桜花賞・東京プリンセス賞・関東オークス)不出走馬も、00年セクシーディナー、01年カーディアンゴット、06年マキノチーフの優勝があり、実績より状態優先の傾向が強い。逃げた馬=1、14、11、8、12、9、14、12、2、6着。長丁場2100m、00年アインアイン(2人気8着)など、仮にスローでもスタミナの裏付けがないと苦しくなる。
◎トキノミスオース
(54・坂井)
○エンタノメガミ
(54・内田博)
▲カネショウバナナ
(54・的場文)
△シーホアン
(54・左海)
△ピュアーフレーム
(54・今野)
△オルビア
(54・戸崎)
△モエレカバーガール
(54・佐藤博)
コスモエターナル
(54・森下)
ジェットコマチ
(54・石崎駿)
エンタノメガミは園田No.2の位置付けから川崎転入。兵庫ダービー2着はもちろん、その前「兵庫CS=JpnII」、フェラーリピサの3着が大きく光る。スタミナ血統の父アサティス、捲り気味に動いていい脚を長く使う。調教試験も内田博Jが乗って好タイム。最終追い切りも6Fから飛ばす意欲的な内容だった。春の戦歴上位・シーホアン(東京プリンセス賞2着)、ピュアーフレーム(同3着)は、以後食い足りないレースが続き、それなら意外性のあるカネショウバナナ、夏後半から力をつけたオルビア、モエレカバーガールが面白い。いささか低レベル。格、実績などひとまず目をつぶれる組み合わせ。馬券はトキノミスオースから手広くいきたい。
※重賞の格付けは、新表記を使用しております。