日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
日本の競馬も、海外で話題を生んでくれました。冬季オリンピック、野球のWBC、サッカー、さらにはゴルフにテニスと、今やどのスポーツも世界を舞台にしないことには物足りなくなっています。...
どうレースを白熱したものにするか。これまで様々な工夫がなされてきました。最近では、全4戦の最終戦として行われた安田記念の「アジア・マイル・チャレンジ」が目新しく、香港のブリッシュラ...
夏のローカル出張競馬、いつものスケジュールに突入しました。福島は、小回り独特のレースの流れを念頭に、平坦巧者の出番。函館も似たような条件の中にありますが、西は阪神でなく京都という点...
いよいよ夏競馬、話題は何と言っても新しいクラス分けです。3歳と古馬の混合戦が始まると必ず言われてきたのが、“4歳の降級馬を狙え”でした。では、この格言は今年も生きているのかですが、...
東京競馬場を舞台に5週連続で行われたGIシリーズが終わり、あとは、ディープインパクト壮行レース、宝塚記念。話題性のあるGIレースであっても、出走馬の厚味には欠けそうです。日本のキン...
終わったレースを思い起こしてくどくど言うのも、なんだか野暮に見えるのですが、これだけはっきりレースの読み違いをしてしまうと、そのままにしてはおけなくなります。そう、日本ダービーのこ...
桜花賞が安藤勝己、皐月賞が石橋守、そしてオークスが本田優と、今年のクラシックはベテラン騎手がここまで勝ってきました。ならばダービーもと、思いたくなります。何かしら、その年はその年な...
今回も西と東にこだわってみます。桜花賞がキストゥヘヴンで、ヴィクトリアマイルがダンスインザムード。西高東低のGI戦線にあって、牝馬は関東馬という傾向がオークスでも見られるのかどうか...
オークス、ダービーに向け、全て前哨戦が終了しました。ダービーのトライアル戦で出走権を獲得したのが全部関西馬だったことが、ちょっと気になっています。ですが、牝馬が頑張っているので、東...
期待どおりの勝利、ディープインパクトの夢が私共の物でもあることを確認した春の天皇賞でした。ディープの競馬シーンは、ずっとそうあり続けることでしょう。古くはシンザン、そしてシンボリル...
再び始まるディープインパクト伝説、こう呼ぶには春の天皇賞を勝つことが絶対条件です。阪神大賞典でほっとさせられ、3200mの信頼を増したのは確か。あとは、目の前で文句ない姿を見せるだ...
競馬は分からないものだと、松田博調教師は、皐月賞の直後語っていました。3頭出しの中で一番人気のなかったドリームパスポートが2着と健闘し、1番人気アドマイヤムーンに先着したのですから...
桜花賞から皐月賞へ。この春の傾向は、牡牝とも似た雰囲気にあります。ハイペースの持久戦が続く桜花賞は、ここ3年、中山のフラワーC・1800mの存在を大きくしています。来年からは阪神の...
メジロマックイーンが亡くなりました。現役時、春の天皇賞3連覇をどれほど願ったでしょう。4月3日、その誕生日が命日となり、19歳とサラブレッドにしては短い一生でした。今ではあまり語ら...
ドバイでの快挙が伝えられました。ハーツクライの優勝は、去年秋からの充実ぶり、最も適性の高い芝2400mから、遠征9頭の中では1番可能性があると見ていましたが、先行、逃げ切りにはビッ...
クラシック第1弾の桜花賞、三冠の第一関門の皐月賞と、ずっと言い続けてきたシーズンの到来です。この呼び方、皆さんの耳にはどうひびいているのでしょうか。クラシックへの期待感をにじませ、...
5大クラシックレースの第一弾、以前は桜花賞をこう呼んでいました。もちろん、今でもこれでいいのですが、グレード制を導入してからは、その格づけを中心に言い表すことが多く、少し変化が感じ...
チューリップ賞がアドマイヤキッスで、弥生賞がアドマイヤムーン。去年の今ごろはあの勝負服ばかりだったのに、今年はこればかり。たった1年でこんなに様相が変わるとはと、仲間たちとささやき...
中山と阪神に舞台が移り、誰もが期待したのがスピード競馬でした。なのに雨模様で、その快感もお預けになりました。やはり競馬は晴れていないと、心は晴れません。弥生賞とチューリップ賞は、是...
毎週毎週、この先のタイトルを狙う評判馬が生まれてきます。大一番の決戦のときに向かって、期待感が高まります。競馬を追い掛けていて、とにかく楽しいときです。その中で、3歳馬の新星の誕生...
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