ファンタジーSは2歳の重賞だが、なんだかんだいって堅めに決まることが多いから不思議である。過去10年の連対馬20頭のうち、19頭までが6番人気以内。馬連をボックスで15点買っていれば、10年中9年は当たっていたということになる。
……というのはあまりに机上の空論であって、実際に15点も買ったらガミリも発生するわけだが、では6番人気以内からさらに2頭くらい絞ることができたらどうだろうか? 馬連でもガミるリスクは低くなるし、1〜2着のところを少ない点数でまとめれば、3着を人気薄に流して長打を狙うこともできる。
そこで、いささか一般の消去法予想と似ているが、ファンタジーSの連対馬に無いパターンというのをいくつか挙げておこう。いずれも過去10年をベースにした話である。
・前走で未勝利戦を勝ちたて
[0-0-1-13]。ちなみに新馬戦(折り返しのあった時代を含む)から来た馬は[3-1-1-15]だが、4連対はいずれも出たとこ勝ちだった馬である。
・距離短縮
[0-1-2-18]で、唯一の連対は既に重賞で3着のあったイクスキューズ。この、重賞実績のある馬は例外的存在になりやすい。たとえば次も。
・カク地
今年は転入緒戦のマル地が2頭いるが、それも同様に考えていいだろう。[0-0-1-5]で、唯一の3着が既に中央重賞に実績のあったエンゼルカロ。ちなみにマル地は3頭で3着以内なし。
・前走OPで掲示板外、条件クラスで4着以下
前者が[0-0-0-11]、後者が[0-0-0-18]。
最後の2つは人気馬に該当してくることはなさそうだが、3着候補選びの参考にはなるだろう。いずれもそれなりの根拠が感じられるものなので、ある程度機械的にあてはめて対象馬を減らしていきたい。
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