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超人気薄馬の共通パターン

  • 2009年02月09日(月) 23時50分
 ダイヤモンドSでは、過去10年に2ケタ人気の馬が6頭馬券に絡んでいる。

 ちなみに昨年も、12番人気レーザーズエッジが3着している。1、2着はダイヤモンドSにしては珍しく1、2番人気決着(アドマイヤモナークとコンラッド)だったのだが、レーザーズエッジの影響で3連単は17万4080円ついた。

 ちなみに、馬券に絡んだ2ケタ人気馬はレーザーズエッジのほか、アドバンテージ(07年10番人気3着)、ウイングランツ(05年10番人気1着)、ハッピールック(03年11番人気2着)、ジョーヤマト(00年11番人気2着)、ロングワールド(99年10番人気2着)である。

 この6頭には共通項がある。いずれも前走もしくは前々走で条件戦を負けており、かつ前走から3kg以上の斤量減だったということだ。

 細かいことをいうと、前走が条件戦でなかったのはロングワールド(万葉S・6着、その前が準OPの尾張S・8着)だけで、5頭は前走が条件戦敗北だった。

 3kg以上減は「前走条件戦で負けていたんだから当然だろう」と思われるかもしれないが、たとえば前走準OPのハンデ戦を軽ハンデで2着といったケースなら例外になりうる。

 この原稿を書いている段階ではまだハンデが発表になっていないのだが、特別登録の段階で前走条件戦を負けている馬は6頭。このままだと対象馬が多すぎて予想の体を成さないが、実際に全員が出走してくるわけではないので、馬券を買う際にはもうちょっと対象馬は絞れているはず。また、2ケタ人気にならない馬もいる(今回だとモンテクリスエスやエーシンダードマンあたりか)のでなおさらだ。

 しかも、来れば確実に3連単は10万円台、場合によっては100万円の人気馬。ダメモトでヒモに加えるくらいはしてみてもいいだろう。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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