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日本テレビ盃

  • 2011年09月22日(木) 18時00分
 JBCクラシックへ向け、ここでスマートファルコンとフリオーソが対決する。

 あらためて2頭の成績を紹介するまでもないだろうが、スマートファルコンは昨年のJBCクラシック以来5連勝中で、重賞15勝はJRA所属馬としての重賞最多勝記録だそうだ。対するフリオーソは、ダートグレード8戦連続連対中。その中には、フェブラリーSでトランセンドの2着もある。7歳の今が充実期といってもいいほどの安定したレースぶりだ。そして他の11頭は、いずれもダートグレード勝ちがないというメンバー。2頭の実力が抜けすぎている。

 今年のかしわ記念でもフリオーソとエスポワールシチーの馬連複が1.2倍ということがあったが、このときは2強決着とはならなかった。とはいえ間に割って入ったのはダートグレード実績十分のラヴェリータ。今回は、2頭以外にダートグレード実績馬がいないのだから、よほどのアクシデントでもない限り、2頭の間に割って入る馬はいないのではないか。2頭の馬連複は1.1倍か、もしかして元返しなんてこともあるんだろうか。

 馬券を買うとすれば、スマートファルコンかフリオーソのどちらかにヤマを張って馬単1点か、もしくは3着探しの3連複か3連単ということになるのだろう。

 格ならピイラニハイウェイ。ダートグレードでたびたび入着があり、今年2月のベテルギウスSではダートGIII・2勝のワンダーアキュートを負かしたこともある。ただそれ以降は差をつけられての敗戦が続いているのが気になるところ。

 近走の調子なら船橋のカキツバタロイヤル。前走、連覇を果たしたサンタアニタトロフィーは、マズルブラスト、ボンネビルレコードらベテラン実績馬をちぎって勝った。

 JRAのもう1頭、フリソは、3走前に準オープンを勝ち、ここ2戦のオープン特別は1秒以内の差で6、5着。

 3着で穴を期待するなら高知のグランシュヴァリエ。昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯ではブービー人気ながら4コーナーで先頭をうかがいあわやという場面があり、オーロマイスター、エスポワールシチーの3着に入り、3連複7万円、3連単131万円という大穴となった。今年のマーキュリーカップでも馬券にはからめなかったものの、地方最先着の4着と好走しているだけに、軽視すると怖い。

◎12.スマートファルコン
○13.フリオーソ
▲01.ピイラニハイウェイ
△07.カキツバタロイヤル
△06.フリソ
△08.グランシュヴァリエ

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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