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エーデルワイス賞

  • 2011年10月12日(水) 18時00分
 レイモニはデビュー2戦目のルーキチャレンジで初勝利を挙げ、その後2歳オープンではなかなか勝ちきれなかったが、リリーカップで直線目の覚めるような末脚を繰り出し、並ぶ間もなく前を交わし去って完勝。何かが吹っ切れたようなレースぶりだった。角川秀樹調教師は、08年にアンペアで、09年にはオノユウで勝っている相性のいいレース。そうした運も味方になりそう。

 JRAのシェアースマイルはダートで2連勝。前走の500万下は、スタートで出負けして4コーナー7番手という位置取りから、直線逃げ込みを図る道営のヘヴンズパワーを難なくとらえて完勝。まだまだ底を見せていない。

 ロクイチスマイルは、デビュー戦でのレースぶりからリリーカップで1番人気に支持されハナを奪ったものの、直線で粘りきれず5着。しかし前走はシェアースマイルが勝ったJRAの500万下に挑戦し、シェアースマイルよりさらにうしろから追い込んでコンマ3秒差の4着。このときの上り3ハロンが、シェアースマイルを上回る35秒5というもの。デビュー戦で見せた強さはやはり本物で、大化けの可能性もある。

 シーキングブレーヴは、ブリーダーズゴールドジュニアカップでウィードパワーの2着に、フローラルカップでエミーズパラダイスの2着という実績。ただ1200mはこの馬にはちょっと短いかもしれない。

 フリスコベイは新潟ダート1200mの新馬勝ちという実績のみだが、好位から直線抜け出す余裕のレースぶりが目立っていた。

 コテキタイはリリーカップで10番人気ながら2着と好走。内の馬群をうまくさばいて抜けてきた。続く1000mのオープンも勝っているだけに、力をつけている。

◎12.レイモニ
◯08.シェアースマイル
▲10.ロクイチスマイル
△09.シーキングブレーヴ
△04.フリスコベイ
△02.コテキタイ

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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