JBCレディスクラシックで1、2着を争ったダート牝馬の2強、ミラクルレジェンドとラヴェリータはジャパンCダートへ。そしてここには、そのJBCレディスクラシックで3〜5着だった中央勢が出走してきた。

　いかにもJpnIIIらしいメンバーが顔を揃えたが、今回はJBCレディスクラシックでは9着に敗れたものの、笠松のエーシンクールディのダートグレード初制覇に期待したい。JBCレディスクラシックでは、ブラボーデイジーに競りかけられ、直線で早めに後退と厳しい展開だった。しかしその前哨戦、レディスプレリュードではマイペースの逃げから直線半ばまで逃げ粘り、さすがにミラクルレジェンドとラヴェリータには交わされたものの、それほど差のない3着と好走した。マイペースで逃げられれば、2強の抜けたこのメンバーなら十分期待できる。JBCレディスクラシックでの激戦の反動が心配だが、前走地元の重賞・笠松グランプリを余裕の手応えで勝ってきているだけに、そうした心配もなさそう。

　レディスプレリュード5着でだったクラーベセクレタは、JBCレディスクラシックは出走せず、ロジータ記念に回って順当勝ち。そもそもジャパンダートダービーJpnIは残念ながら失格となってしまったが、勝ったグレープブランデーからコンマ1秒差の3着と互角の勝負だった。ロジータ記念を勝って力をつけてきている。

　JBCレディスクラシック組のJRA勢で評価したいのがパールシャドウ。着順こそ4着だったが、勝ったミラクルレジェンドに次ぐ上り3ハロンのタイムで追い込み3着争いに加わった。前々走のように早めに仕掛ければ勝負になる。

　JRA勢では唯一JBCレディスクラシック以外から参戦のプレシャスジェムズは、1000万、準オープンと連勝して好調で臨む一戦。3月のエンプレス杯ではラヴェリータやミラクルレジェンドと接戦で差のない4着という経験もあるだけに、一発あればこの馬か。

　カラフルデイズ、ウェディングフジコもJBCレディスクラシックの結果からは、このメンバーなら当然勝負になる。

◎07.エーシンクールディ
○11.クラーベセクレタ
▲02.パールシャドウ
△10.プレシャスジェムズ
△01.カラフルデイズ
△03.ウェディングフジコ