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全日本2歳優駿

  • 2011年12月13日(火) 18時00分
 オーブルチェフは、芝のデビュー戦で6着のあと、ダートで3連勝。いずれも後続を寄せ付けず圧倒的な強さ。中山、東京、門別と、右回り、左回り、それに地方遠征とさまざまな環境を経験。距離も1600〜1800を使われていて、常に好位からの競馬をしているだけに折り合いの心配もない。競馬だけに絶対はないが、不安になる要素は見当たらない。

 タイセイスティングは、デビュー4戦目で初勝利を挙げ、続くプラタナス賞ではオーブルチェフから離されての5着だったが、前走からまつ賞は1番人気のヴィンテージイヤーと叩きあいの末ハナ差で勝利。1戦1戦成長のあとがうかがえ、オーブルチェフとはプラタナス賞のときほどの差はないのではないか。

 メジャーアスリートは芝で3戦して勝てず、東京ダート1600mの未勝利戦でいきなり2歳のレコード勝ち。続く500万下も連勝。ダートでは底を見せていない。

 ゴーイングパワーは、初ダートとなった前走兵庫ジュニアグランプリを2番手から直線で抜け出し完勝。近親にクーリンガーがいるなど母系はダート血統で、ダートでこそ力を発揮しそう。

 エーシンユリシーズは、JRAでダートの新馬戦を勝ち、兵庫ジュニアグランプリを狙っての兵庫移籍。その兵庫ジュニアグランプリは3着だったが、直線鋭く伸びて見せ場をつくった。上積みがあれば連下争いには加われそう。

 ヴェアリアスムーンは、芝のデイリー杯2歳Sこそ8着だったが、ダートでは新馬勝ちに加え、前走の500万下も勝利。経験のない左回りと距離を克服すれば上位争いも。

◎11 オーブルチェフ
○07 タイセイスティング
▲06 メジャーアスリート
△09 ゴーイングパワー
△10 エーシンユリシーズ
△04 ヴェアリアスムーン

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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