地元名古屋の岡部誠騎手が鞍上となるエーシンモアオバーに期待する。ここ2戦はあまりいいところがないが、ブリーダーズゴールドCでは1番人気に期待された馬。そのときはメイショウタメトモにぴたりと追走される厳しい展開。それゆえシビルウォーが圧勝する結果となった。ゆったり流れる名古屋の2500メートルで岡部騎手がマイペースに持ち込み、逃げ切りを狙う。ボレアスやキクノアポロが早めに仕掛けてこないことを願う。

　2番手にはニホンピロアワーズ。重賞初挑戦で1番人気となった白山大賞典は、早め先頭に立ったものの、やはりうしろから来たシビルウォーに突き放されて2着。続くみやこSは3着。前走ジャパンCダートでの9着はしかたないとして、そこまではデビュー以来3着を外さない安定した成績でオープンまで出世してきた。とはいえ重賞では勝ち切れない雰囲気もあり、頭には押しにくいが連軸としてはむしろこちらのほうが確実かもしれない。

　7カ月半ぶりの実戦となるキクノアポロだが、前走ブリリアントSではマイネルアワグラスやシビルウォーなどこの路線の常連を完封。完調なら勝負になる。

　ボレアスは、前走浦和記念では直線を向いて先頭に立って粘ったものの、最後はシビルウォー、ボランタスに交わされて3着。相手関係に加え展開にも恵まれた感があり、古馬との対戦ではまだ疑問符がつく。

　地方勢で3着候補を探したが、このメンバーに入ると実績的に厳しそう。なのでマイネルアワグラスにも△をつける。近況あまりいいところがないが、ダートの長距離は得意とするところ。地方のダートグレードでは、「さすがにもうないでしょ」という中央馬が好走して穴をあけるパターンがよくあるので、連下では押さえておきたい。

◎10 エーシンモアオバー
○02 ニホンピロアワーズ
▲03 キクノアポロ
△07 ボレアス
△08 マイネルアワグラス