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兵庫GT

  • 2011年12月27日(火) 18時00分
 スーニ、セイクリムズン、ラブミーチャンの3頭は、グレード別定の東京盃と定量のJBCスプリントで斤量差にかなり変化があったが、ともにコンマ3秒以内の決着だった。今回はハンデ戦でスーニがトップハンデ59.5キロと背負わされたが、3頭の斤量差自体は東京盃とそうも変わるものではない。

 ならば3連勝中のスーニが本命というのが普通かもしれないが、園田コースと同じように小回りの名古屋・かきつばた記念で圧巻のレースをしたセイクリムズンが逆転可能と見る。

 ラブミーチャンにもチャンスは十分。ポートジェネラルが無理にでも逃げない限り、ラブミーチャンがマイペースで逃げられそうなメンバー構成。直線の長い大井ではスーニにとらえられたが、直線の短い園田で粘りこみを狙う。

 JBCスプリントまで3連勝で、今がピークと思えるスーニは、当然圧勝しても驚かないが、これまでの成績からそう長くピークを続けられるようなタイプとも思えないので▲に落とした。

 デビューから10連勝のオオエライジンがいよいよダートグレードに挑戦。心情的には○か▲くらいはつけたいのだが、東京盃、JBCスプリントで接戦を演じた3頭が相手だけに、押し出される形で△1番手となってしまった。前走のA1特別は、スタートでタイミングが合わず後方からとなったとはいえ、ドクターラオウをようやく振り切っての勝利。ドクターラオウは中央時代、主にダート短距離を舞台に1000万下で2着が最高という成績。JBCスプリント上位組と勝ち負けに持ち込むには、もう少し楽に勝ってほしかった。

 エーシンフォワードはダートがどうか。9月のオーバルスプリントが初重賞制覇だったダイショウジェットは、このメンバーに入るとあまり強気にはなれない。

◎01 セイクリムズン
○09 ラブミーチャン
▲03 スーニ
△11 オオエライジン
△05 エーシンフォワード
△02 ダイショウジェット

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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