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TCK女王盃

  • 2012年01月17日(火) 18時00分
 12月のクイーン賞を勝ったクラーベセクレタは、賞金別定で58キロを背負うことになるのでさすがに出てこなかったが、2〜5着のJRA勢がそのまま出走してきた。

 ここは道営から再び大井に転厩してきたショウリダバンザイに期待したい。前走東京シンデレラマイルは、別定58キロを背負って4コーナー最後方ではさすがに厳しかった。それでもメンバー中最速の上りで9着までは押し上げてきた。注目すべきはレディスプレリュードの4着。このときも勝ったミラクルレジェンドと同じ36秒2の上りで差を詰めた。この時先着された3頭は今回不在。クラーベセクレタ、カラフルデイズ、ブラボーデイジーなどには先着していただけに、今回のメンバーなら勝負になる。

 2番手にはプレシャスジェムズ。クイーン賞では直線を向いて先頭で、そのまま粘るかに思えたが、クラーベセクレタに交わされて2着。エンプレス杯でも2番手から差のない4着に粘り込んでいるように、地方のゆったりした流れはこの馬に合っている。今回はクイーン賞のときよりプラス3キロの56キロだが、マイペースで逃げれば粘れるだろう。

 カラフルデイズ、パールシャドウは、JBCレディスクラシックとクイーン賞でともに仲良く3、4着。クイーン賞との比較では、先着されたプレシャスジェムズがプラス3キロなのに対して、この2頭はプラス2キロ。そこに逆転の余地があるかどうか。

 東京シンデレラマイル2着のハルサンサンは、ラチ沿いぴったりと回ってきて直線で抜け出し、ほとんど勝ったようなレースだった。今回も54キロで出られるのは有利。父サウスヴィグラスだが、2100mのロジータ記念でクラーベセクレタの2着があるように距離は心配ない。

 ウェディングフジコは、JBCレディスクラシック、クイーン賞ともにやや離されての5着。今回も連下候補まで。

◎09 ショウリダバンザイ
◯01 プレシャスジェムズ
▲03 カラフルデイズ
△08 パールシャドウ
△06 ハルサンサン
△05 ウェディングフジコ

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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