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意外な共通点

  • 2012年01月27日(金) 18時00分
 去年から、しっかりと通い始めた茶道。始めはお茶菓子を目当てに伺っていたのですが、知らず知らずの間に(?)自分でも点てる様になりました。茶道のお稽古は、薄茶を習ってから濃茶に移ります。

 その薄茶点前の手順は、簡単に言いますと

(1)お道具を持っていく
(2)お茶を点てる
(3)お道具を拝見に出す
(4)お道具を持って帰る

 といった具合です。この、(3)のお道具を拝見に出すというのは、お客様に使ったお道具を見て戴く時間なのですが、それを終えると“問答”があります。

 薄茶の場合、お棗(なつめ)とお茶杓の拝見となります。お棗は、お茶を入れてある器。お茶杓は、お茶を掬う道具で“耳かきの大きいの”と言えば分かりやすいでしょうか(^−^)?

 お道具の由緒や名前を聞かれるのですが、お棗のお形、お塗り、お茶杓のお作、ときて最後に「ご銘は?」と訊かれます。

 その前までの事はお道具によって決まっている事なので覚えていれば良いのですが、この“ご銘”は相当良いお道具でないと銘がついていません。

 お茶会などで使うものには勿論ご銘が付いているのですが、お稽古で使うものには付いていません。では、どうするのか? 適当に、自分で付けるんです。

 その季節、その茶室の雰囲気(お軸やお花と雰囲気を合わせ尚且つ被らない様に。)、お棗の柄とも被らない様に。

 ご銘は一般的には季語を使うと間違いがないでしょう。その他、事象、人事、人名、風物、草木等々凡そは俳句の季語集。又は源氏物語から用いるのも粋ですね(^^)

 例えば1月ですと、福寿草、新春、寿・・・等々。何か、気付く事はないですか(・▽・)??

 そう!競馬のレース名にもなっているんです。いつも調べてからお稽古に伺いますが、たまに忘れてしまった時など、問答の際に「今月どんな名前のレースがあったっけ・・・」とドキドキしながら頭をフル回転させています(^O^)

 茶道と競馬の意外な共通点。始めてみて初めて気が付きました!面白いですし、競馬が好きな方、茶道を嗜まれている方、共に相手に飛び込むキッカケや、楽しくなる要因になるなと思いますよ♪

 今週は、「春望S」(杜甫の代表的な五言律詩「国破れて山河あり・・・・略」)、2月のご銘ですが「立春ステークス」と「節分S」、「松籟S」などがご銘に用いられているレース名ですよ(^▽^)♪

 狙いのレースは、根岸ステークス!東京が合いそうなシルクフォーチュンを軸に、強い相手に食いついてきたダノンカモン、ヒラボク2週連続もあるか!?ヒラボクワイルド、公営出身3連勝中のサクラシャイニーに流す・・・ワイドで(−v−*)3点なので許してね(−v−*)

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1979年11月22日生まれ、大阪府出身。フリーキャスター・リポーター。 グリーンチャンネル「先週の結果分析」ではキャスターとして、また「中央競馬中継EAST」ではパドックアナウンサーとして出演している。

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