この距離でこそというシビルウォーを狙ってみたい。昨年のブリーダーズゴールドCは、前が最後バタバタになる展開で、1頭だけ36秒台の末脚を繰り出し6馬身差圧勝。続く白山大賞典も先行勢の出入りが激しい展開で完勝という内容だった。JBCクラシックでは、スマートファルコン、トランセンドという2強を相手に3番手を追走し、2着のトランセンドからは3馬身半差の3着。東京大賞典の4着はさすがにうしろから行き過ぎた。今回はスマートファルコン不在でそれほど厳しいペースにはならないはず。フリオーソのペースに、あまり離されない位置を追走できれば差し切る脚はある。
ワンダーアキュートは、ジャパンCダートでは出遅れながらトランセンドの2着、東京大賞典ではスマートファルコンにハナ差の2着と、いずれも惜しい内容。フェブラリーSでも勝っていてもおかしくないレース内容で3着だった。これまでは目標にする相手がいたが、今回は目標にされる立場でどんなレースができるか。
川崎記念で3着だったフリオーソは8か月半ぶりの実戦でもあり、陣営から落胆の様子はほとんど見えなかった。レース後、その次走には5月のかしわ記念を挙げていたが、予想していたよりも順調に来たようで、今回の出走を決めたようだ。川崎記念でのレースぶりや、目標はまだ先にあるであろうこと、8歳という年齢などを考えて今回は狙いを下げた。とはいえ、GI・JpnIでの6勝は実績断然で、あっさり勝たれてもおかしくはない。いずれにしてもここまで3頭の勝負だろう。
ランフォルセは、昨年の東海Sで逃げ粘ってワンダーアキュートに僅差の2着があり、川崎記念でも直線でフリオーソを交わして2着を確保。上記3頭に食い込む可能性があるとすればこの馬。
ピイラニハイウェイは前走佐賀記念で重賞初制覇だが、川田騎手の好騎乗によるもの。スターシップは中央時代はオープン特別勝ちまで。この2頭は、実績馬のいずれかが崩れたときに3着の可能性。
◎04.シビルウォー
◯12.ワンダーアキュート
▲13.フリオーソ
△10.ランフォルセ
△02.ピイラニハイウェイ
△06.スターシップ