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黒船賞

  • 2012年03月19日(月) 18時00分
 4連勝中のスーニに注目が集まりそうだが、トウショウカズンを狙ってみたい。前走フェブラリーSこそ距離経験が少なく惨敗だったが、その前の根岸Sでは好スタートから3番手に控え直線で、いったんは先頭をうかがう勢い。結果2着だったが、勝ったシルクフォーチュン、3着のテスタマッタは、その後のフェブラリーSで連対した2頭だった。56キロならスピードで一気に押しきれるのではないか。

 スーニはしばらく低迷期があったが、目下4連勝中で2度目の充実期といえる近況。2年前には今回と同じ59キロでこのレースを勝っていて、前走兵庫ゴールドトロフィーも59.5キロで勝っているだけに、死角はなさそうに思える。が、前走では斤量もあってスタート後はスピードに乗れず後方に置かれた。逃げたラブミーチャンやピースプロテクターが失速して3〜4コーナーで早めに前を射程圏に入れたが、今回は56キロのトウショウカズンが相手で同じようなレースができるかどうか。

 セイクリムズンは、根岸S、フェブラリーSこそ結果を残せなかったが、兵庫ゴールドトロフィーでは58キロを背負ってスーニの2着。しかも最後の直線ではバテたオオエライジンに前をカットされ、いったん立て直してから再び伸びた。今回はそのときより1キロ軽い57キロでもあり、地方のこの距離のダートグレードなら常に上位争い。

 ダイショウジェットは浦和のオーバルスプリントで5馬身差圧勝。先行争いが激しくなって有力馬が何頭か脱落するような展開になれば馬券圏内も。

 アイルラヴァゲインは1年4か月の長期休養があり、オーシャンSを叩いて上積みがあれば。

 エーシンエフダンズは中央オープンの芝での実績があり、兵庫移籍後に笠松と福山に遠征して重賞を2勝。地方のダートにも慣れてきたようで、連下までなら。

◎11.トウショウカズン
○03.スーニ
▲09.セイクリムズン
△05.ダイショウジェット
△07.アイルラヴァゲイン
△06.エーシンエフダンズ

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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