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川須栄彦騎手の「あいうえおトーク!」第3回

  • 2012年03月21日(水) 18時00分
2011年、ブレイクした騎手といえば、そう、川須栄彦騎手デビュー2年目にして91勝を挙げ、全国6位、関西4位。一気に若手No.1の座に躍り出ました。『あいうえおトーク!』第3回目は、「眠れないほど悩んだこと」から「もっとうまくなるために取り組んでいること」の全12問。今年、早くも24勝と、絶好調の川須騎手。12のQ&Aから、その強さに迫ります!


眠れないほど悩んだことはありますか?

川須 ありません(即答!)。悩みがあっても、普通に寝ます。お腹も空きますし、眠くもなりますし(笑)。


乗り替わりが多い昨今。この風潮をどんな風に受け止めていらっしゃいますか?

川須 もう、仕方がないですよね。昔の師弟関係がどれほどのものだったのか知らないので、僕にとっては今が普通ですし。プロの世界なので、技術がある人にいい馬がいくのはおかしいことではないと思いますし、もし僕が馬主になったとしても、自分が乗せたい人に乗ってほしいと思いますから。もちろん、乗り替わりは悔しいですけど、マイナスには考えません。そういう馬を任せてもらえるように、これから頑張っていかないとなぁと受け止めます。


パドックで人気は確認しますか?

川須 します。自分の馬の人気というより、人気している馬はどの馬かをチェックしますね。

──ちなみに、プレッシャーには強いほうですか?

川須 あんまり感じないですね。GIの1番人気となったら、全然違うんでしょうけど…。


人より優れていると思う、ジョッキーとしての武器はなんですか?

川須 ん〜、勝ちたいという気持ちですかね。あとはスタートですかねぇ。

──スタートを決める秘訣は?

川須 やはり、馬を落ち着かせてあげること。たいがい、それまでいい位置で競馬をできていなかった馬は、ゲートのなかでうるさかったりするから、そういう馬をいかになだめられるかだと思います。潜ったり、立ち上がったりという行為は、スタート以前に危険ですからね。安全が第一なのはもちろん、スタートはいいに越したことはないので、僕なりに、リラックスさせるようにしています。


福岡県のご出身ですが、オススメのグルメを教えてください。

川須 やっぱりモツ鍋とラーメンですね。僕、ラーメンは『一蘭』がホントに好きなんですよ。モツ鍋も、博多によく行くお店がありますし、小倉では『ぢどり屋 銀次郎』っていうお店で食べたモツ鍋がおいしかったですね。


下手くそだなぁ〜と自分で思うのは、どんなときですか?

川須 日によりますけどね…、リズムが悪い日はそう思います。

──川須さんは、連勝することが多いですよね。だから、ご自分なりの“いいリズム”があるのかなぁと。

その日の調子は朝イチでわかる

その日の調子は朝イチでわかる

川須 確かに、ポンポンと勝てることはありますね。いかに自然体で乗れるかだと思うんですけど、ひとつ勝つとリラックスできるというか、いい意味で力が抜けるんだと思います。ただ、勝ち負けにかかわらず、今日はしっかり乗れてるなぁと思う日もあれば、今日は鞍はまりが良くないなぁって感じることもあります。その日、初っぱなのパドックで馬に跨がってから返し馬に行くまでの間に、なんとなくですけど、自分の調子がわかるんです。


本田師は、厳しい先生だったそうですが、一番怒られたのはどんなところですか?

川須 人間関係を大事にしなさい、ということですね。厩舎のスタッフのこと、馬のことを、もっと大事にしなさいと。振り返ると、今以上に勝ちたい、乗りたいっていう気持ちばかりが強すぎて、おろそかになっていたところがあると思います。大切なことですよね。


前に行く競馬と後方からの競馬、勝って気持ちいいのはどっち?

川須 気持ちいいのは、後ろからきっちり差し切る競馬ですかね。


三日間、休みがあったら、何をしますか?

川須 旅行に行きたいですね。一度も海外に行ったことがないですし。でも、2泊できるなら、国内でも十分ゆっくりできそうですね。


ムカついた出来事をひとつ教えてください。

川須 高倉がちょいちょいムカつきます! イラッときます(笑)。すごく仲がいいんですけど、人をダシにして笑いを取ろうとしたりするんですよ〜。


名手と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは誰ですか?

川須 武豊さんです。競馬学校に入るまで、競馬を全然知らなかったんですけど、初めて知ったのが、豊さんとディープインパクトで。すごい存在ですよね。


もっとうまくなるために、努力していることはなんですか?

川須 少しでもタメになるんじゃないかと思うことは、なんでもやります。そういう努力は苦じゃないというか。最近、ヨガがいいって聞いたので、よく行ってるんですよ。ホットヨガとパワーヨガと、どちらもやってます。

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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