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東京スプリント

  • 2012年04月17日(火) 18時00分
 前走黒船賞を勝ったセイクリムズンから狙う。地方のダートグレードでは、5戦2勝、2着2回。4着に敗れた東京盃でも勝ったスーニからわずかコンマ3秒差。兵庫ゴールドトロフィーはスーニの2着だったが、直線でオオエライジンに前をカットされ、立て直す不利があった。そして前走黒船賞は、ピタリと直後を追走されたトウショウカズン、直線追い込んだダイショウジェットを振り切って逃げ切り勝ち。地方でのレースぶりはきわめて安定している。

 スーニは、4連勝で臨んだ黒船賞は、前3頭の接戦から離されて4着。好不調の波の周期が長いタイプで、ここからまた連勝というイメージは浮かばない。

 サマーウインドは、昨年のJBCスプリント6着以来5か月半ぶり。本来の調子を取り戻しているかどうかで、圧勝も惨敗も。7歳だがまだキャリア15戦だけに今後復活という可能性はおおいにある。ただ大井の1200m戦でフルゲートの大外枠に入ってしまったのはマイナス要素。

 ダイショウジェットは、浦和のオーバルスプリントでは中団追走から短い直線で抜け出し圧勝。前走黒船賞もゴール前一気に迫ってあわやの3着。テンが速くなって上がりのかかる競馬になれば出番も。大井の長い直線はプラス。

 ナイキマドリードは、1000mの船橋記念を中団から余裕の差し切りで完勝。前走フェブラリーSは度外視していいが、大井の1200mはどうも相性が悪い。重賞ではアフター5スター賞での2着があるが、交流重賞では2010年東京盃の4着が最高という成績で、馬券にからんでいない。15番枠もマイナス要因で、このメンバーを相手に上位に食い込めるかどうか。

 スターボードは、転入後大井の1200m戦で2着、1着。中央では準オープン勝ちまでだが、中央で頭打ちになった馬を再生させることでは定評のある川島正行調教師だけに、穴ならこの馬。

◎07.セイクリムズン
◯04.スーニ
▲16.サマーウインド
△14.ダイショウジェット
△15.ナイキマドリード
△08.スターボード

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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