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北海道スプリントC

  • 2012年06月13日(水) 18時00分
 ダートグレード勝ち馬がサマーウインドとセレスハントの2頭のみと、やや軽いメンバー構成となった。とはいえ地方勢もダートグレードで勝ち負けという馬は見当たらず、やはりJRA勢同士の勝負だろう。しかしJRA勢4頭はいずれも一長一短があって、どの馬を中心にするかは難しい。

 59キロでもサマーウインドを一応の本命とした。得意とする距離は1200m以下。前々走の東京スプリントは着順こそ7着だが、4コーナーあたりでは勝ったセイクリムズンと同じような位置取りで、勝ったセイクリムズンを別格の強さと考えれば、それほど悪い内容ではなかった。しばらく勝ち星から遠ざかっているが、そろそろ復活を期待したい。

 セレスハントは人気薄での好走が多く、狙いどころが難しい。昨年の東京スリントを制し、今年も4着ならサマーウインドと同じ理由で内容は悪くない。右回りで直線が長く、大井と同じような形態の門別コースだけに、それがプラスとなるかどうか。

 タイセイレジェンド、トウショウカズンは、重賞勝ちこそないものの、ダート短距離のオープン特別を勝って、重賞でも馬券に絡んでいるという同じような成績。相手や展開次第で、JpnIII程度ならいつ勝ってもおかしくない実力はあり、チャンスは十分。

 地方勢の馬券圏内は難しそうだが、可能性があれば51キロのロクイチスマイル。前走エトワール賞はプリティゴールドの2着で、そのプリティゴールドは昨年もエトワール賞を勝ってここに挑戦したものの7着。6歳のプリティゴールドのほうには上がり目は考えづらく、ならばまだ若い3歳で上積みの可能性があるロクイチスマイルに期待したい。

◎13.サマーウインド
◯10.セレスハント
▲02.タイセイレジェンド
△09.トウショウカズン
△12.ロクイチスマイル

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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