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『猫も杓子も』

  • 2012年08月03日(金) 18時00分
 先月27日に開幕したロンドン五輪。正直なところ、私はスポーツ観戦に熱を入れるタイプではなく、「ついつい夜更かししてしまった」や、「あの試合の見所はここ!」と語れるものが一切ありません(*_*;)二度目以上の出場選手に関しては少し記憶があるので「どんな戦いになるのかな」と期待しますが、五輪だからといっていきなり応援!いきなり“頑張れ日本!”というのに少し引っ掛かりを感じたりするんです…。

 でもそんな私も情報番組やニュースでダイジェストや結果は勿論チェックします!特に情報番組で観るのが好き。その選手のこれまでの頑張り、苦労、支えてくれた人などのクローズアップがあるから(^v^) ”あまり知らないから応援出来ない”というのが理由なので、そうした背景を見ると情がわき応援したくなるというもの。そうして応援する選手を少しずつ増やし、興味と知識ゼロの私でも楽しめて惹きこまれる五輪とは、やはり凄いものだなと感心してしまいます。

 勿論スポーツですから、正々堂々と戦う姿が観たい。感動は、真摯に向き合う姿から生まれるものだと思うから。

 開催国はイギリス(正式にはUnited Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)。人は失敗する生き物である、とは言え…首を傾げたくなるミスが次々と報道されますね。

 国旗間違いの手違いや、日本選手団を開会式入場直後に出口に誘導(選手44人中30人程は早めの退場を申し出ていたそうですが、そうでなかった選手も退場する事になってしまった。)、バドミントンでは無気力試合による8名の選手失格、体操男子団体総合決勝での判定ミス、ボクシング男子バンダム級2回戦での明らかにおかしいレフェリーの判定。

 毎回少なからずこういった問題は起きるものの、今回は“不服申し立て”に対して早急な処置・判断・結果の訂正を入れた事が大きな事だと感じます。“審判は絶対である”という考え方があるでしょうが、人間は機械ではありません。瞬きだってすれば、死角だってあり、思い込みもあるんです。

 そして見た目だけで判断して良い事なのか、“どう見えたか”ではなく、“どういう行動を起こそうとして、その動きになったのか”など、そこまで検証しなくてはいけない事例だってあります。

 中央競馬でもレース結果に対して不服申し立てを行う事例が幾つかありますが、その意見が受け入れられ結果が変わった事はありません。五輪の様に、審判を監査するシステムと、その判断を世間に受け入れて貰う様、審議員の個性や能力などをもっとオープンにすべきだと思います。愛想を振りまけというのではなく、どんな過程を経て審議員になっているのか、審議をするにあたってその人にはどんな能力があるのかを公表し、磨いていくべきだと思います。

 さて。今週は新潟のレパードステークスのホッコータルマエに注目!前回のJDダービーでは、5着も3番枠からのスタートで内で窮屈だった事もありましたね。今回は新潟なら!複勝勝負で臨みます(〇^▽^〇)☆

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1979年11月22日生まれ、大阪府出身。フリーキャスター・リポーター。 グリーンチャンネル「先週の結果分析」ではキャスターとして、また「中央競馬中継EAST」ではパドックアナウンサーとして出演している。

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