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白山大賞典

  • 2012年10月01日(月) 18時00分
 まだ交流重賞のタイトルがない金沢所属馬にとって、地元で行われるこの白山大賞典は悲願のタイトル。今年はナムラダイキチにその大きな期待がかかる。が、しかし、ここはやはりニホンピロアワーズの経験と実績が上位。昨年はシビルウォーの2着に敗れたものの、今年はそのシビルウォーの登録がなかっただけに、JBCクラシック出走へ向けてもここを勝って賞金を加算しておきたいところ。

 地元期待のナムラダイキチは、金沢転入以来初の中央勢との対戦となる。ジャングルスマイルには何度か先着されているものの、前前走のイヌワシ賞は8馬身差でコースレコード、前走オータムスプリントも大差勝ちと、ここに来ての充実度がうかがえる。

 エーシンモアオバーは逃げてどこまで。2500mの名古屋グランプリでもニホンピロアワーズから2馬身差の2着に粘っただけに、今回も同馬以外にこれといった有力馬が見当たらず、楽な流れに持ち込めるかもしれない。

 ピイラニハイウェイは、今年の佐賀記念が重賞初制覇で、ダイオライト記念でも前が競り合ったハイペースをじっくり構えて追い込んで2着。今回も先行馬が何頭かいるだけに、そうした展開も期待できる。

 2年前のエルムS以来勝ち星から遠ざかっているクリールパッションは、近走は着順こそあまりよくないものの、それほど差のないレースをしている。

 ジャングルスマイルは、一昨年のこのレースで2着。展開次第の面があり、何が何でも逃げるエーシンモアオバーがいて、早めにとらえに来るナムラダイキチがいるというメンバーでは厳しいかも。

◎12.ニホンピロアワーズ
◯01.ナムラダイキチ
▲10.エーシンモアオバー
△07.ピイラニハイウェイ
△11.クリールパッション
△08.ジャングルスマイル

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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