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東京盃

  • 2012年10月02日(火) 18時00分
 今年の東京盃は、だいぶ前からラブミーチャンを本命と決めていた。実績ではここが復帰戦となるセイクリムズンが断然だが、セイクリムズンは狙いが先にあり、もちろんラブミーチャンもJBCスプリントを目指すのだろうが、今年はその本番が1400m。ラブミーチャンにとって東京盃は、昨年あわやのレースを見せての2着で、むしろ距離は短いほうがいい。ならば勝つチャンスはここだろう。今年からノーザンファームしがらきの坂路で鍛えられていて、新たなラブミーチャンを見せてくれるはず、だと思っていた。

 が、しかし。なんとラブミーチャンは16頭立ての15番枠(泣)。過去の傾向からも、大井の外回り1200m戦は、よほど力があるか、よほど展開が向くかでもない限り、外枠が連対することはなかなかむずかしい。なのでつまらない予想になってしまうが、おそらく断然人気になるであろうセイクリムズンを本命にせざるをえない。黒船賞からの4連勝は、2着との着差をどんどん広げ、前走さきたま杯は8馬身差。4か月ぶりでどこまで仕上げているか。

 そして▲タイセイレジェンド、△の1番手をセレスハントにしようと思っていたのだが、これまたタイセイレジェンドが大外16番枠に入ってしまったので、ここも逆に▲セレスハントとした。北海道スプリントCとクラスターCで1、2着を分け合った実力。セレスハントは7歳だが、昨年の東京スプリントでラチ沿いぴったりを回ってきて抜け出すという好走があった。真ん中あたりの9番枠はそれほど悪くはない枠だろう。

 テイクアベットは1番枠からどこまで逃げられるか。ティアップワイルドも昨年の東京スプリントでセレスハントの2着がある。

 穴としておもしろそうなのは、アフター5スター賞を逃げ切ったジーエスライカー。とにかくスタートダッシュは速いが、1000mのレースでもかかってしまうという気性なのだそうだ。内からティアップワイルドがハナを切ってくれて、その2〜3番手に行ける外めの枠に入ったことは、この馬にとってはむしろプラスと見る。

◎11.セイクリムズン
◯15.ラブミーチャン
▲09.セレスハント
△16.タイセイレジェンド
△01.テイクアベット
△08.ティアップワイルド
△12.ジーエスライカー

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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