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ジャパンC「損して徳取れ」の攻防!?

  • 2012年11月30日(金) 18時00分
 先週のジャパンCのレース後は、長い審議でしたね。審議中は、1位入線したジェンティルドンナがハナ差で2位入線したオルフェーヴルの進路妨害をした事例のほか、他馬についても審議していましたが、より多くの関心が集まったのはこの1、2着馬の攻防でしょう。

 馬券の当たり外れや馬の好き好き、騎手への心入れもあって、なかなか中立の立場で物を言うのは難しいですが、1、2着が入れ替わっても馬券は外だった私の立場(わりと中立?)から言わせていただくと、パトロールビデオを見る限り、逃げたビートブラックの内も空いていたんじゃないのかな? と単純に思いました。

 しかし、実際レース中に騎手が「これがベストだ!」と思った進路、さらに「こちらのほうがこの馬は伸びる」「この相手に併せて仕掛けたい」という心理も作用するので、見ているだけの私は声を大にして反論や異見は言えませんね。

 先週のこのレースで、ふと思い出した言葉があります。それは「損して徳取れ」。現在は「損して得取れ」という字と意味で使われることが多いですね。でも、もともとは「損して徳とれ」と書きます。

「今、損をしても、いつかそれが得(収益)に繋がる」という意味ではなく、「損をしてでも一生懸命仕事に従事すれば人から信頼や知恵を得られ、また仕事に繋がる」という意味で使われてきました。

 今回、ジェンティルドンナもオルフェーヴルも違った面で“損”をしています。

 ジェンティルドンナは、オルフェーヴルに馬体をぶつけなければ勝てなかったかも知れないというレッテルが貼られました。また、オルフェーヴルはぶつけられて手前が変わり、伸びきれずハナ差に泣くことに。

 だけど、どの騎手も各々の馬を勝たせるために一生懸命にレースをしているハズですよね。それが今後の“徳”に繋がればいいなと思います。

 さて今週はジャパンCダートが行われます!

 注目馬は、なんてったってワンダーアキュート! 中央のGIも獲らせてあげたい!JBCクラシックではこの馬を本命にするも馬券を外すという痛恨のミス。今回はこの馬の複勝と、エスポワールシチーとのワイドで勝負します!!!

 え、単勝じゃないのかって? へへへ。

 そうでした、今週日曜日に中京競馬場でイベントを行います。みなさま、よろしければぜひいらしてください(*^-^*)お待ちしています!

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1979年11月22日生まれ、大阪府出身。フリーキャスター・リポーター。 グリーンチャンネル「先週の結果分析」ではキャスターとして、また「中央競馬中継EAST」ではパドックアナウンサーとして出演している。

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