今週、競馬界に衝撃のニュースが駆け巡りました! JRA最年長・安藤勝己騎手、引退!!!
ここ1年を振り返ると乗鞍も減り、勝鞍は昨年14。騎乗をセーブされているのは見て取れましたが、それでも昨年末の時点では「数を絞って乗るのでは…」と。しかし、本人の口から「イメージ通りの競馬が出来なくなっている」というコメントが出たことで、スポーツ選手の厳しさを感じました。
また、騎手免許更新をされないという身の引き方。安藤さんらしいなぁと思いました。引退レースもなく、すっぱりと線を引く。その飄々とした姿がますます格好良く見せ、憎いです。
あれは2009年4月30日。有馬記念を勝ったダイワスカーレットの引退式のイベントで安藤勝己騎手に花束贈呈をする大役に与ったのですが、その時ファンの方から飛び出す質問に、“自分の考え”でポンポン答える安藤騎手を見て「何て正直な方なんだろう。こんな風に生きられたら」と感じたことを思い出します。
たとえば、1頭の馬に関して、距離の適性や限界、ライバル馬、敵わないと思う馬まで答える。通常であれば、陣営や馬主さんの手前言いにくいであろう質問にも答えていました。
安藤さんだから出来ること。そう言ってしまえば、それまでなのですが“お客さまのために正直であろう”という姿を目の当たりにして感動し、こうありたいと思ったんですよね。
16歳から37年間の騎手人生。笠松では、あのオグリキャップの笠松所属時の12戦中7戦で手綱を取り、なんと7勝! 2003年から中央へ移籍されます。
2004年は私が競馬を始めた年。今でも一番好きで「生まれて初めて見た強い馬」キングカメハメハ。その馬のNHKマイルCの鞍上は安藤さんでした。ダービーもこのコンビで勝っていますが、NHKマイルCを生で見た衝撃が強くて、好きな馬とともに、一番好きなGIは今でもNHKマイルCなんですよね。
今後、安藤さんがどのような活動をなさるかまだ分からないのですが、競馬の発展にお力を借りられれば嬉しいですよね(^-^)。
今週は東京新聞杯のドナウブルーに注目しています。牝馬でありながら、牡馬に一歩も引けを取りません。距離、コースともに不安なし。輸送さえ無事にクリアー出来れば、春の大目標に向けて緒戦から結果を出してくれるはず(*^v^*)。