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人口推移

  • 2013年03月29日(金) 18時00分
 総務省の発表によると、日本の人口は2008年の、およそ1億2800万人をピークに減少していっているとの事。人口が減って行っているのは取り沙汰されていたので周知の事かと思いますが、将来人口推計を見て行きますと、2048年には人口が1億人を割り、2050年には9700万人、2060年には8700万人。2030年以降は、毎年約100万人ずつ人口が減っていく計算なんだそうです。自分の年齢をこれらに当てはめると2050年に71歳、2060年には81歳。“増えていく高齢者”“層の厚い高齢者”に当てはまるんだなぁ(*_*;)

1950年代にはピラミッド型だった年齢分布(高齢が上で若年が下)も、徐々に真ん中が膨らむ形、そして将来は逆ピラミッドの形体へと移行していくようです。医療保障や年金制度は今のままでは…今と同じままでは立ち行かなくなりそうですねぇ(*O*)人口が減る事自体よりも、年齢層のバランスの悪さが不安にさせますよね。

 果たしてこれは、競馬界に於いてはどの様な波紋を呼ぶのでしょうか?まず第一に競馬ファンの減少ですよね。全体の人口が減る訳ですから、それは避けられないかと思います。そして第二に売上げの低下。競馬ファンの数が減るのだから、売上だけ増やすというのは容易ではないでしょう。そして個人馬主の減少の危惧。これは個人だけではなく、法人馬主会社にも影響しますよね。会員さんの数や売上げも変化するでしょうし。競馬開催場毎の売り上げや、入場人員のバラつきも起こるでしょうか。人口が減っても主要都市がそれ程過疎化するとは思えません。やはり大都市の、東京近郊・関西には変わらず人が集まるでしょうから、東京・中山・阪神・京都は良いとしても、その他で今より更に厳しい状況に置かれてしまう場も出てくるでしょうね。かといて、入場人員数が少ないから、やめれば?とか、開催を減らしたら?という対処法は避けて欲しいなと思います。

 昔、マカオのタイパ競馬場へ行った時に、見渡す限り10名程しか入っていなかったのですが、それでも開催が成り立っているのは、場外馬券場が繁華街の中にしっかりと点在しているから。そりゃ実際に競馬場が賑やかになればいう事はありませんが、今の時代、目の前に居なくてもレースが観られて、そのレースに参加が出来ます。反対に言えば生観戦しなくても伝わる魅力を増やす事が大事なんじゃないかなと思います。今より更に楽しいレースを増やすとか☆

 あと何年も先の話の様で、だけど今じわじわと進行している人口減少。後手後手とならない様に、時代と共に上手く変化してゆく競馬環境であって欲しいなと思います。

 今週は注目が集まりそうですけどね(^_-)何と言ってもオルフェーヴルが始動しますから!今回は何もやらかさないのか、やんちゃ坊主君!?そしてその前日深夜にはドバイのレースに日本馬が(^-^)こちらも見逃せませんね!!!

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1979年11月22日生まれ、大阪府出身。フリーキャスター・リポーター。 グリーンチャンネル「先週の結果分析」ではキャスターとして、また「中央競馬中継EAST」ではパドックアナウンサーとして出演している。

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