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かきつばた記念

  • 2013年04月28日(日) 18時00分
 東京スプリントを制したラブミーチャンがここにも出走というプランもあったようだが、さすにが使いづめになるため登録もしてこなかった。スーパースプリントシリーズの、名古屋でら馬スプリント→習志野きらっとスプリントでの3連覇を目指すようだ。

 ダノンカモンは近走の着順だけをみるとよくないが、戦っている相手は一線級ばかり。前走フェブラリーSは8着だが、ゴール前までは勝負に加わっていた。最後の100mで脱落したのは距離だろう。ダートで挙げている5勝のうち4勝は1400m戦。セイクリムズンなどこの舞台でのスペシャリストが不在だけに、重賞初制覇のチャンス。ただ不安なのが名古屋の小回りコース。これまで、芝の中京を除けば、中央の4大場に新潟と、広いコースしか経験がない。

 ティアップワイルドは、前走東京スプリントは馬群に包まれて最後の伸びを欠いた。今回も最内枠でどうか。ただ東京スプリントのように馬群が固まって競り合うという展開は考えられず、好位につけて息の入る流れになれば、兵庫ゴールドトロフィーのときのように直線でも伸びを見せられる。

 ダイショウジェットは明けて10歳になっても元気で、前走黒船賞でもゴール前でセイクリムズンにクビ差まで迫った。コーナーを4つ回る地方の1400m戦は得意の舞台。末脚が生きる展開になればまとめて差し切る場面も。

 セレスハントは好走と凡走の落差が大きく、馬券対象としては狙いづらい馬。かきつばた記念には過去2年連続で出走して4着、5着と馬券にからめず相性はよくない。

 コスモワッチミーは、兵庫ゴールドトロフィー、黒船賞、ともに4着で、勝ち馬からのタイム差も1秒以内。馬券圏内にも手が届きそうだ。

 サイモンロードは今回も単騎での逃げが期待できそうで、スローに落としてどこまで粘れるか。

◎ダノンカモン
◯ティアップワイルド
▲ダイショウジェット
△セレスハント
△コスモワッチミー
△サイモンロード

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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