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男女の比率

  • 2013年05月17日(金) 18時00分
 今週のニュースの中に「イオンが、グループ約二百社の女性管理職(課長、店長以上)の比率を、2016年に30%、20年に50%とする目標を明らかにした」というものを見ました。

 現在は幹部候補になるには、転勤に応じるなどの条件がある為、女性には(特に既婚者の女性)不利なものがある為、今後、出産・育児などに配慮しつつ転勤の条件も柔軟にするそうです。

 7年後には二人に一人が女性幹部、というのが凄い目標です。無理に性別に拘らずに能力で見ていくのが本当の平等なのでは、という感想も私にはありますが、職業形態上、女性の意見が、=(イコール)お客様の意見になるそうです。日々のお買い物・日常品ですから圧倒的に顧客は女性でしょうね、成る程。

 さて日本の競馬ですが、中央競馬では女性騎手は増沢由貴子さんお一人です。中央競馬の騎手は125名。そのうち一人ですから、1%以下ですね。地方競馬を入れても、日本で女性騎手というと10名に満たないのではないでしょうか。

 中央競馬では、競馬学校の騎手課程1期生〜30期生を見ますと、女性の応募者数(合格者数ではありません)第一位は、何年頃何名だと思いますか(^-^)?

 答えは、12期生&13期生の63名がトップでした!そうです、12期生には皆様ご存知の細江純子さん、増沢由貴子さんを含む3名が、13期生には2名の女性騎手が誕生しています。

 こんなに女性応募者が居たなんて、想像以上ではないですか??丁度、競馬が一大ブームになっていた頃でしょうか。武豊さんというスター騎手が世間でも認知された事が要因でしょうか(^-^)

 近年は女性の応募者は10名に満たない状況ですが、それでも応募はあり現在も競馬学校生に女性がいます。16期の西原玲奈さん以来の女性騎手の誕生を心待ちにしたいですね。

 騎手という職業では、レースで性別による優遇があってはいけないと思いますから、女性を増やす得策というのは、やはり「スター女性騎手」の誕生に限るのでしょう。体力の違い、将来の設計など男性とは異なる部分での戦いもありますし、人数を増やせば良いという事ではないのも分かります。ただ、牝馬も牡馬に台頭するこの時代、競馬に華が増えるのは楽しみです♪

 さぁ、そんな今週はオークス!!目移りする程のメンバー!!!ここは前回、直前の落馬負傷で乗り替わりとなった丸山騎手騎乗のアユサンに注目!!!アユサンが調子の良い時に乗せてあげられていないから、調子の良い時のアユサンに是非乗って貰いたい、という陣営と馬主さんのコメントに人情をぐっと感じました。前走、桜花賞での最後の伸びには驚かされましたが、今度は馬主さんや陣営からの愛情も乗せた丸山騎手とのコンビでの好走が見たいです☆

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1979年11月22日生まれ、大阪府出身。フリーキャスター・リポーター。 グリーンチャンネル「先週の結果分析」ではキャスターとして、また「中央競馬中継EAST」ではパドックアナウンサーとして出演している。

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