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マーキュリーC

  • 2013年07月14日(日) 18時00分
 帝王賞は中央6頭がすべてGI/JpnI勝ち馬という豪華メンバーが揃い、そこで補欠から繰り上がれなかった馬たちが何頭かこちらにまわり、さながら残念帝王賞という様相も。

 中央勢はいずれも間隔をあけての出走だが、連覇を狙うシビルウォーが今年も中心。昨年のJCダート(9着)以来7カ月半ぶりだが、もともと冬は調教をしてもなかなか仕上がらないそうで、夏は得意の季節。一昨年はブリーダーズゴールドCから白山大賞典と連勝。そして昨年はここからブリーダーズゴールドCを連勝と、その成績が示している。久々も心配無用だろう。

 グランドシチーは、マーチSを勝って以来3カ月半ぶり。昨年のこのレースでは、向正面から早めに仕掛けていったが、シビルウォーにひと足早く先頭に立たれ、結局は4馬身差をつけられた。シビルウォーが末脚勝負の展開に注文がつくタイプだけに、展開次第では逆転の可能性も。

 エーシンモアオバーは、昨年末の名古屋グランプリでの重賞初制覇を含め、地方のダートグレードで5戦連続3着以内。そのときの相手が、帝王賞でワンツーのホッコータルマエやニホンピロアワーズなら、ここでも可能性は十分。

 ソリタリーキングは、昨年3連勝のあと結果が出ず、ダイオライト記念の3着が最高という成績。そのダイオライト記念も、2着のハタノヴァンクールから4馬身差があった。今回は平安S(9着)から2カ月の間隔で、立て直しているかどうか。

 ランフォルセも昨年のダイオライト記念を勝って以降、結果が出ていない。それでも浦和記念は惜しい3着だった。

 地方勢では、そのランフォルセが勝ったダイオライト記念で3着だったトーセンルーチェが、前走帝王賞でも地方最先着の7着。馬券にからめるかどうか。

◎シビルウォー
◯グランドシチー
▲エーシンモアオバー
△ソリタリーキング
△ランフォルセ
△トーセンルーチェ

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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