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◆メーデイア不在となるとダート牝馬路線は大混戦

　ダート牝馬路線はメーデイア不在となると大混戦で、中央馬だけでなく地方馬にもかなりチャンスはありそう。

　1年半ぶりにダートに戻ってきたカラフルデイズを狙う。2年前の3歳時に関東オークスを制し、ミラクルレジェンドやラヴェリータにはかなわなかったものの、それでも馬券圏内の争いには加わった。その後、芝の短距離で準オープン勝ち。オープンや重賞でもここ3戦は勝ち馬とコンマ5秒以内の差でまずまずの走りを見せている。ダート適性ははっきりしており、そこに芝のスピード競馬で鍛えられた上積みがあれば、1年半前よりいい競馬を見せるのではないか。

　相手は、ロジータ記念でさすがにというレースを見せたカイカヨソウ。今年、ここまでに地方馬でダートグレードを勝っているのはラブミーチャンとセイントメモリーだけで、NARグランプリの4歳以上牝馬と牡馬のタイトルは、ほぼこの2頭で決まりだろう。カイカヨソウにとっては、ここを勝って3歳牝馬のタイトルを確定させたいところ。ハンデ戦でトップハンデが55キロと微妙だが、53キロはこの馬にとっては2歳時も含めてもっとも軽い負担重量であることは有利。

　アムールポエジーは、レディスプレリュードでは5着だったが、3コーナー過ぎからメーデイアに真っ向勝負を挑んでの結果。関東オークスでの強い勝ち方でも、まだまだ能力を秘めているというのが陣営の見方で、どこかで弾ける可能性はある。ちなみにこのレースは過去5年の3着以内馬15頭のうち3歳馬が5頭と最多。クラーベセクレタが勝ったのも3歳時で、そのときの3着がやはり3歳のカラフルデイズだった。データ面では、カイカヨソウともども期待できる。

　アクティビューティは押し出される形での△まで。メーデイアの2着3回は実績ともいえるが、勝ち星でいえば準オープンまで。どうにも相手なりに走るというイメージが拭えない。どこかでこの路線のタイトルを獲ることがあるかもしれないが、馬券の中心にはしにくい。ただ2着固定にして1着と3着を手広く流すという手はあるかもしれない。

　クラーベセクレタは1年以上勝ち星から遠ざかり、しかしレディスプレリュードでは2着争いにからんでの4着と復活を思わせる走りを見せた。それならと期待を持って臨んだJBCレディスクラシックだったが、向正面から追走一杯で見せ場なく6着。船橋所属後では他地区への遠征が初めてだったということが理由のひとつであれば、地元で見直すという手はある。

　ラフアウェイは準オープン勝ちがあり、しかしその後オープンでは51〜52キロで苦戦続き。とはいえそれはいずれも牡馬との対戦で、牝馬同士なら巻き返す可能性はある。近走はダートのマイル以下を中心に使われており、距離延長も課題となる。

◎カラフルデイズ
◯カイカヨソウ
▲アムールポエジー
△アクティビューティ
△クラーベセクレタ
△ラフアウェイ