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スパーキングレディーカップ

  • 2014年07月01日(火) 18時00分
 エスメラルディーナは、距離が心配された関東オークスでは直線だけで後続を7馬身突き放しての圧勝。JpnII勝ちゆえ今回は3歳でも54キロを背負うことになるが、得意のマイルなら古馬相手でもワイルドフラッパー不在のメンバーなら勝負になる。もし勝てば、3歳馬による関東オークスとの同年制覇は、03年レマーズガール、09年ラヴェリータに続いて3頭目。ようはエスメラルディーナがここを勝つようであれば、レマーズガールやラヴェリータ級のダート牝馬チャンピオン級の活躍が期待できるということ。

 サウンドガガは、前々走のダート1200メートルのオープン特別では後続を寄せ付けずの逃げ切り勝ち。前走では2番手から直線先頭に立ったものの、ゴール前でナガラオリオンにとらえられて惜しくもクビ差2着。ともに牡馬が相手で、特に前走は55キロを背負ってのもの。今回牝馬同士で55キロはかなり有利。ただひとつ不安は経験の少ない1600メートルの距離。

 アクティビューティは、昨年12月の船橋・クイーン賞でようやく重賞初制覇。メーデイアが引退したと思ったら、今度はワイルドフラッパーという強力な相手が現れて、牝馬同士のダートグレードでは2着が5回。今回も上位争いは確実だろうが、ワイルドフラッパーがいなくても相手は強力だ。

 カチューシャは前々走でダートの準オープンを制し、牝馬同士のダートグレードなら十分に通用するレベル。距離的にもマイル前後を使われてきているので、ここは試金石となりそう。

 レッドクラウディアは、前走のしらさぎ賞で復活と言ってもいい勝利。もともとメーデイアと勝ち負けを争っていた実力で、当時の力が戻ってくれば怖い存在。

 アスカリーブルは2年前のJpnII関東オークス勝ちがあって今回57キロはいかにも厳しいが、休養明けで立て直しての復活を期待したいところ。

◎エスメラルディーナ
○サウンドガガ
▲アクティビューティ
△カチューシャ
△レッドクラウディア
△アスカリーブル

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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