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クラスターカップ

  • 2014年08月12日(火) 18時00分
 56キロで出走できるシルクフォーチュンにとっては相手に恵まれた。これまで戦ってきたのがGIやGIIの強力な相手。今回のメンバーで実績最上位はJBCスプリントや東京盃を勝っているタイセイレジェンドだが、休み明けに加え60キロを背負うとなれば、この馬の出番だろう。東京コースでたびたび見せる直線一気の末脚は、同じように左回りで坂のある盛岡コースでも魅力だ。

 アドマイヤサガスは、北海道スプリントカップは3番人気での勝利。6歳での重賞初制覇だった。直線ではスノードラゴンが勝つような勢いで伸びていたが、ゴール前でぐいと伸びたのがアドマイヤサガス。過去にもこのローテーションで結果を残した馬が目立ち、その勢いはある。ただ左回りは8回走って3着が最高という成績は気になる。

 スイートジュエリー、サマリーズは、52キロで出走できるのは有利で、あっと言わせる場面はあるかもしれない。スイートジュエリーは1月のジャニュアリーSでアドマイヤサガス(5着)に先着しての3着、サマリーズは前々走ダート1200mの準オープン勝ちという実力なら勝負になる。

 タイセイレジェンドは一昨年のこのレースの勝ち馬で、昨年も2着だが、今年は昨年より1キロ重い60キロを背負うのが何とも。

 地方勢では船橋のアイディンパワーに、昨年の東京盃5着、今年の東京スプリントで4着というダートグレードでの実績があるが、北海道で6月に2戦して、船橋に戻って、さらに今回盛岡までの遠征で、力を発揮できる状態にあるかどうか。

◎シルクフォーチュン
○アドマイヤサガス
▲スイートジュエリー
△サマリーズ
△タイセイレジェンド
△アイディンパワー

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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