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なんでこんな時間に!!7日の昼下がり、小島茂氏師と“奇跡の遭遇”/トレセン発秘話

  • 2014年09月11日(木) 18時00分


◆師の大舞台での強さの源とは…

 夏のローカル期間はプライベートでも関係者と“奇跡の遭遇”を果たす機会が多いから気が抜けない。かつてJR北海道・洞爺駅のプラットホームで鉢合わせとなり、互いに微妙なあいさつを交わしたM調教師。キャバクラで指名がかち合い、ライバルはどんなヤツかと振り向くと渋い表情で顔を背けたY調教師…。お互いヤンチャ盛りだったころの話である。むろん今は“あの件”はなかったこととして接しているが、双方日本は狭いと感じたのは間違いない(はずだ)。

 さて、そんな用心深い宴会野郎でさえ予測不可能の事件が、7日(日曜)の昼下がりに起こった。場所は新千歳空港近くのレンタカー会社。返却手続きを待つ間、世話になった地元レディーにあいさつの電話をしていると…。待合室の左側から妙な視線が突き刺さる。顔を上げると、何とそこには前日の札幌2歳Sをブライトエンブレムで制した小島茂之調教師の姿が…。思わず椅子から転げ落ちそうになった。

「なんでこんな時間にここにいるんですか!」

 うろたえる当方とは対照的に、小島師は至って涼しげな表情だ。

「札幌3Rを見てすぐに向かったんです。これから2頭を使う新潟へのフライトですよ。8Rは無理でも10Rの特別戦(ラスヴェンチュラス)には間に合うはずなので」

 実は先週末にも小島師は札幌→美浦→札幌の強行軍を行ったばかり。このバイタリティーと情熱こそが、大舞台での強さの源と納得した次第である。せっかくのチャンスとばかり、移動バスの中ではブライトエンブレムの今後をさりげなく聞いた。

「もし負けていれば東スポ杯という線も当然考えたんですけどね。来春クラシックの賞金加算に成功した今、焦って競馬を使う理由はなくなりました。ゲートを含めて来年を見据えてじっくり調整していくつもり(年内1戦予定。朝日杯FSかホープフルS)。ただ、今回ばかりは出遅れたことが逆にレースで幸いしたと思ってますよ。外をのびのび走れたし、逆にゲートを出てれば気持ちが乗っていた分、ハナへ行ってしまったかもしれません。意外にこういうツキがクラシックは大事なんです」

“持っている”北の2歳王者は、どれだけの成長を遂げてターフに戻ってくるのか? 小島師との“奇跡の遭遇”を忘れられぬ事件とするためにも、同馬のさらなる飛躍に期待したい。
 (美浦の宴会野郎・山村隆司)

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