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サフィロスで滞在費をひと稼ぎだ/トレセン発秘話

  • 2014年10月02日(木) 18時00分


◆カンナSの“鉄板ホース”

 月曜(29日)夕刻に新潟入りした。現地調整でスプリンターズSに挑む国際GI馬ハナズゴールに密着するためだ。

 むろん、正式な取材は全休明けの火曜(30日)からだが、そこまでノンビリ構えていては宴会野郎の看板がすたるというもの。到着当日、さっそく調教パートナーの加藤士津八助手を競馬場から呼び出し、駅前のアイリッシュパブで“前祝い”を行った(不幸にも彼の帰りの代行タクシー代は5000円を超えたらしいが)。同馬の取捨は週末までにじっくり決めるつもりだが、ひとまずシズヤの酔い心地から好感触が伝わってきたことは記しておく。

 さて、滞在馬わずか3頭の新潟でまともな予想ができるのか。そんな読者のツッコミが入ることも想定して、今週の出走馬についても先週段階に鋭意取材した。自画自賛ついでに、ひと足早く今週の“鉄板ホース”をここに披露しよう。ターゲットは土曜(4日)新潟の2歳オープン・カンナS(芝内1200メートル)に出走するサフィロスだ。

「デビュー戦も勝つ気満々で函館に馬を持って行ったんだけどね。ゲートを出ずにレースの巧拙がそのまま結果(2着)に表れた。ただ、前走の勝ちっぷりは圧巻。相変わらずスタートは遅かったけど、直線で10頭をかわしさらに3馬身離すんだからエンジンが違ったな。使うごとに精神面は成長して調教しやすくなっているし、まだ伸びシロも十分ありそう。04年のクリスマスローズS(2歳オープン)をぶっちぎりで勝ったアイルラヴァゲインのように、こちらも短距離での決め手は相当ありそうだね」

 先週の美浦で手塚貴久調教師に当方の新潟滞在予定を伝えたところ、滞在費代わり(?)にプッシュしてくれたのがこの馬である。

 かつてのGI・NHKマイルC3着馬を引き合いに出すところに、スピード馬としての期待の大きさが伝わってくる。手塚師が薦めてくれた新潟・古町の和食会席店は勝利を前提にすでに予約済み。先生、しっかり仕上げて責任を取ってもらわねば困ります!(美浦の宴会野郎・山村隆司)

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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

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