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見つけたい、とある競馬シーンのある映画

  • 2014年11月08日(土) 12時00分


どなたかヒントをご存知の方はいらっしゃいませんか?

 結局、JBCのデータ予想もちょっとずつズレちゃいました。いやぁ、なかなか当たらないものですねぇ。

 でも、実は私、「ばんえい競馬情報局」というブログでの重賞予想は目下2連勝中なんです。「たかが2連勝」なんて言わないでください。なにしろ今季のばんえい重賞戦線はすさまじいほどの波乱続き。私を含め4人で予想合戦を展開しているんですが、みんな大苦戦を強いられていました。しかし、ここへきての2連勝で私の収支は黒字に転換。ハッキリ言って“奇跡”が起きています。9日に行われるクインカップが当たれば“怒濤の3連勝”となるわけで、ぜひご注目ください。

 さてさて、ばんえい以外の当たり馬券が深い霧の中に隠れて見えなくなっているのと同様に、「まるで雲をつかむような話だなぁ」と往生していることがあります。

 先日、園田競馬の“ギネスアナウンサー”、吉田勝彦御大と一献傾ける機会があったのですが、そこでこんな話が酒の肴になりました。御大いわく、「昔、映画の競馬シーンに実況を付けたことがあります。ヤクザが八百長をしかけてレースをメチャクチャにしてしまうという内容でした。監督は誰か、とか、誰が主演していたか、というのは全く覚えがないんです。ただ、漢字4文字のタイトルだったような…」。

 この話を伺ったのはこれが初めてではないのですが、今回私は、何を血迷ったか「それじゃぁ、その映画を探し出してみましょう」と答えちゃったんです(酒の勢いです)。

 御大によれば、「はじめは自分ではなく、ラジオ短波(現・ラジオNIKKEI)の関西支社で京都と阪神のレースを実況していたTアナウンサーに依頼が来たんです。ところが、レースの合間に別の映像が挟まるので、ふつうの実況ではダメ。それがTさんにはできなかったらしく、私にお鉢が回ってきました」とのこと。ラジオ短波が第2放送で関西のレースを中継するようになったのは1963年ですから、映画はそれ以降に制作されたものと思われます。

 早速、インターネットで「映画、作品、データベース」と検索したら、「日本映画情報システム」と「映連(日本映画制作者連盟)データベース」というサイトを発見。「これで探し出せるかな」と思ったのですが、やっぱり先の御大の記憶だけでは手がかりが少なすぎました。1963年以降の数年間に、それらしい映画はまだ発見できていません。

 まぁとにかく昔の話ですから、御大にも多少の記憶違いがあるかもしれません。そうなると、ますます手がかりが乏しくなっちゃいますね。もうこうなったら、両方のデータベースを片っ端から調べて見つけ出すしかなさそうで、ちょっとたじろいでいるところです。どなたかヒントをご存知の方はいらっしゃいませんか?

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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