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ハイレベルな大接戦!/桜花賞

  • 2015年04月08日(水) 18時00分

■桜花賞(G1・阪神芝1600m外)フルゲート18頭/登録24頭


【コース総論】阪神芝1600m外 Bコース使用

・コースの要所!

★人気馬の信頼度が低く、人気薄の激走率が高め。波乱傾向アリ!
★もっとも有利なはずの内枠が不調。中〜外のほうが信頼できる。
★瞬発力の要求度が高く差し脚質優勢も、回収率は先行勢が優秀!





 フルゲートにおける1番人気の成績は[5-3-3-14]で連対率32.0%、複勝率44.0%とイマイチ。連対率や複勝率は2番人気のほうが高いという逆転現象が起こっているように、人気馬がアテになるコースではない。当然、活躍が目立つのは人気薄で、ふたケタ人気馬がガンガン激走。8番人気〜11番人気あたりは要注意といえる。

 馬番別成績では、いちばん有利であるはずの内枠が不調。コース形態を考えると不思議な話なのだが、データ的には間違いなく「内枠不利」である。中〜外については大きな差が見受けられないことから、外が有利なのではなく内が不利なのだと捉えるべき。人気馬が内枠を引いた場合には、ちょっと割り引いて考えたい。

 直線の長い外回りコースでもあり、瞬発力のない馬では勝ち負けできないコース。単純に勝率だけ見ても差し馬がトップで、先行からの押し切りは非常に難しい。1着は差し馬に決め打ってもいいほどだが、こと回収率については話が別。2着〜3着のヒモには、人気薄の先行勢を積極的に拾っていくべきである。

【レース総論】桜花賞(G1) 過去8年

・レースの要所!

★3番人気以内馬が12連対と堅い決着が続く。大穴狙いはリスキー。
★平均人気が低いとはいえ、やはり内枠は不振。センターがベスト。
★中央はえぬきジョッキー「以外」の強さが目立つ。今年も要注目。








 コースデータからガラッと変わったのが、人気別成績だ。過去8年の連対馬16頭のうち、じつに12頭までが3番人気以内と、人気サイドの強さは圧倒的。基本的には、人気馬を素直に狙うべきレースといえる。ただし、ここが飛ぶと2008年や2013年のように、大波乱となるのが桜花賞。両極端な結果が出る傾向が強いのも、意識しておきたい。

 人気別成績とは対照的に、コースデータの傾向がさらに強まっているのが馬番別成績である。馬番1番〜6番はトータル[0-0-1-47]で複勝率なんと2.1%という惨憺たる成績で、5番人気以内に推された7頭も全滅。これまた極端な結果だが、内枠は人気馬でも猛烈に買いづらい。信頼度は外枠だが、枠番値から考えるに、ベストは7番〜12番のセンター。人気馬であれば、信頼度は非常に高い。

 あとは、いわゆる「中央はえぬき」騎手の不振が目立つのも、桜花賞の特徴。昨年は川田ジョッキーが制したが、元・地方所属の騎手や外国人騎手と比較すると、その成績は一枚も二枚も落ちる。とくに差が大きいのが勝率で、2着〜3着で買うならともかく、アタマで狙うなら、中央プロパーの騎手が騎乗する馬は避けたほうがベターだ。

 チューリップ賞組の強さやフィリーズレビュー組の弱さについては、いまさら説明する必要もないと思うので割愛。ローテ面でいちばん難しいのは、確実に人気を集める上に「前走フィリーズレビュー組」である、クイーンズリングの扱いだ。とんでもなく強い内容だったが、大幅割引が必要なローテであるのも事実。過剰に高く評価することのないよう、警鐘を鳴らしておきたい。

【馬場&血統総論】



・現在の馬場
 Bコース継続。先週は馬場悪化の影響か差しが決まりまくっていた。

・天候予測
 なんとも微妙な空模様で、多少の降雨があってもおかしくない状況。

・注目血統
 ディープインパクト産駒◎、マンハッタンカフェ産駒○、ステイゴールド産駒▲

 先週は日曜日に不良馬場となり、かなり荒れた馬場でレースが行われていた。ただでさえ粘っこいのが阪神の馬場で、さらにパワーとスタミナが要求される状態であったと考えられる。コレが今週になってどう変わるかだが、こればっかりは土曜日の結果待ち。空模様も降るか降らないか微妙なところで、直前まで馬場読みに悩まされそうだ。

 血統面は、直線が長く瞬発力が要求されるコースであるため、もうフツーにディープ産駒が強い。また、マンハッタンカフェ産駒の強さもかなりのもので、期待値の高さでいえば、ディープ産駒以上である。対照的に、意外なほど成績が悪いのがキングカメハメハ産駒で、2着〜3着に取りこぼすケースの多さも目立っている。実際に阪神JF、チューリップ賞と惜敗が続いているレッツゴードンキには、ちょっと嫌なデータだ。

★出走登録馬・総論×各論

 きさらぎ賞で牡馬を一蹴したルージュバックに、昨年からこの世代を引っ張ってきたココロノアイとレッツゴードンキ、次元の違う末脚でフィリーズレビューを圧勝したクイーンズリングなど、非常に難解で面白いメンバーが顔を揃える、今年の桜花賞。ハイレベルな接戦であるというのが、当データ分析の「見立て」である。

 トップ評価はレッツゴードンキだ。1勝馬ながらトップクラスを相手に常に好走しており、詰めは甘いが強さは間違いなし。データ面で気になるのはキングカメハメハ産駒であることくらいで、信頼度はもっとも高いと判断した。今回、勝ち運があるのであれば内枠は引かないだろうし、そうなれば順当に勝ち負けだ。

 二番手評価にルージュバック。ただし、この馬はいささか過剰に高く評価されている印象があり、きさらぎ賞からのローテや、マイル戦未経験といったマイナスの材料も存在するのは、忘れてはならない。強力な買い材料もあれば、割り引く材料もある。その上での二番手評価であり、その扱いは正直なところ、けっこう難しい。

 一発の期待をかけるのは、三番手に評価したコンテッサトゥーレだ。こちらも血統から過剰に高く評価されてきた感があるが、前走の6着で人気は一気に落ちるはず。しかし、大きく割り引く材料はまったく見当たらず、それでいて買い材料は豊富という、かなりそそられるパターン。データ的には、この馬が二番手評価でもいいほどである。

 少し離れて、四番手にココロノアイ、五番手にクイーンズリングと、ここまでが一応は上位評価組。以下は、ミッキークイーン、キャットコイン、アンドリエッテ、クルミナル、アースライズ、ローデッドという序列となった。あとは枠番次第で、内枠が大幅マイナスであるのは前述したとおり。どういった枠番となるのか、その確定を楽しみに待ちたい。


■ニュージーランドトロフィー(G2・中山芝1600m)フルゲート16頭/登録22頭


 中山で行われた過去9回で、1番人気が[5-0-0-4]と勝ったり大負けしたりを繰り返している、ニュージーランドトロフィー。もっとも、2番人気以内[7-2-2-7]という成績は立派なもので、中山芝1600mというクセの強いコースにしては、人気馬がアテになるレースだといえる。ただし、上記人気でキッチリ決まる傾向にはないので、人気馬からのヒモ荒れ狙いがオススメだ。

 好走&凡走パターンの絞り込みが難しい一戦で、ノータイムで消せるのは前走10着以下くらいのもの。あとは、「関西馬>関東馬」「馬体重460キロ以上>459キロ以下」「連闘〜中3週のローテが強い」といったデータ面や、「なぜか2月生まれの人気馬と3月生まれの人気薄が強い」といった小ネタまで動員して、登録馬をふるいにかけてみた。

 その結果、人気馬ではアルマワイオリが、人気薄ではヤマカツエースエイシンライダージャストドゥイングの3頭が注目馬となった。当たるも八卦、当たらぬも八卦──といった程度の信頼度ではあるが、オッズ次第では意外に面白いかも。


■阪神牝馬S(G2・阪神芝1400m内)フルゲート18頭/登録20頭


 まるでアホのひとつ覚えのように繰り返している「阪神芝1400m内ではマイラーを割り引け」の法則。成果が出ていないので心苦しくなってきているが、それでもココは積極的に狙いたいところ。実際に、前走マイル戦出走組は[1-5-4-33]と、わずか1勝。前走でも芝1200m〜1400m戦を使われている組のほうが、期待値はあきらかに高い。

 また、異様なまでに4歳馬が強いことや、前走重賞組が[2-6-7-53]と苦戦していること、前走で牡馬と戦ってきている組が圧倒的優勢であることなども、阪神牝馬Sの大きな特徴。「格よりも勢い」のレースであるのは間違いなく、強調材料に欠ける実績馬については、コロッと人気を裏切るケースが大いにありうる。

 メイショウマンボやスマートレイアー、ウリウリといった人気馬は強調材料がなく、ここはかなり危なっかしい一戦となりそう。トップ評価となったダンスアミーガを筆頭に、ホエールキャプチャアミカブルナンバーコナブリュワーズバーバラプリンセスメモリーといった穴馬に注目したい一戦である。


■総論×各論・先週の馬券回顧





1着 03ラキシス
2着 07キズナ
3着 04エアソミュール

単勝1200円&3連複1980円的中!

ハイどーも馬券上手です(増長)。もっとも、ラキシスが前々で競馬するという前提で分析した結果なので、あまり胸を張れるモノではないんですけどねー。ま、スピルバーグを「消し」扱いにできたのは意義があったかなと。褒めて、誰か褒めて!

※コース&血統データは2012年以降、レースデータは2005年以降が集計対象
※枠番値は、当該枠番における「平均人気−平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、人気よりも上の着順に来ていることになります。

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競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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