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小倉のキンカメ産駒で知っておきたいネタ

  • 2015年08月05日(水) 18時00分


◆この夏も覚えておいて損はないキンカメ産駒の小倉芝1200mの特徴

 先週は、今の季節のディープインパクトについて書いたので、今週はキンカメ産駒の小ネタを書きます。

 小倉芝1200mに出走するキングカメハメハ産駒には、いくつかの明確な傾向があります(データは2013年以降)

 まずはクラス別成績。未勝利、新馬戦での勝利はなし。連対率も新馬、未勝利戦は、たったの3%。一方、500万条件以上の上級条件は連対率17%。複勝回収率122%。

 もしかすると、未勝利、新馬戦には実力馬(人気馬)も出ていないのかもしれないと思ったのですが、5人気以内に支持された人気馬ものべ14頭いて、連対は1度のみ。2人気以内の人気馬も3頭いてすべて馬券圏外。

 また、上級条件(500万条件以上)に出走するキンカメ産駒でも、10番ゲートより内を引いた馬は馬券圏内の確率がさらに上昇します。

 10番ゲートより内を引いたキンカメ産駒の連対率は20%。複勝率は46%。複勝回収率は159%。

 これも、10番より内の馬が人気馬ばかりの可能性もありますので、5番人気以内の人気馬に限定した場合、10番より内の馬は連対率38%。複勝率は脅威の75%。単勝回収率133%。複勝回収率166%

 5番人気以内で11番より外枠の馬は6度出走して連対は1度。内を引いた馬の方が信頼度は増します。

 という原稿は、先週の佐世保S(該当馬のミッキーラブソングが優勝)を受けて書いたわけではなく、佐世保Sのレース前の予想原稿で書いたもの。

 問題はもう1頭キンカメ産駒が出ていてハズレてしまったように、知っていれば必ず勝てるわけではないのですが、キンカメ産駒の小倉芝1200mの特徴は、この夏も覚えておいて損はないハズです。

 なお、キンカメ産駒が500万条件と未勝利戦では好走率が大きく変わるのですから、500万条件以上(古馬混合)の小倉芝1200mが合う種牡馬は他にもいます。

 ダイワメジャー、フジキセキ(父、母父)キングヘイロー、タイキシャトル(父、母父)産駒も小倉芝1200mの上級条件の期待値が高い種牡馬です。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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