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負けられないハッピースプリント/浦和記念

  • 2015年12月01日(火) 18時00分


◆ここを勝てば2歳時に続いて2度めのNARグランプリ・年度代表馬のタイトルも

 血統的にも注目のアウォーディーが回避となって中央馬が3頭だけとなったのは残念だが、そのぶん、俄然チャンスが出てきたのがハッピースプリント。東京ダービー以来勝ち星から遠ざかっているが、狙っているのはGI(JpnIも含む)のタイトルで、昨年末の東京大賞典以降に出走したのはすべてGI。かしわ記念、帝王賞では3着があり、JBCクラシックは着順こそ5着だったが、3着ホッコータルマエ、4着クリソライトというGIタイトルホースと差のない競馬だった。出走を予定していた中京・チャンピオンズCが番組賞金順で補欠2番目(アウォーディーが回避なら、上位から1頭回避がでれば出走できた)という状況でこちらに矛先を変えたようだ。今年、地方競馬の3歳以上でダートグレードを勝ったのは、マーキュリーCのユーロビートのみという状況。今回、自身以外にGI勝ち馬がいないというメンバーなら負けられないところ。ここを勝てば2歳時に続いて2度めのNARグランプリ・年度代表馬のタイトルも見えてくる。

 相手筆頭はドコフクカゼ。準オープン以降の4勝はすべて東京ダート2100mで、左回りは同じだが浦和の小回りをこなせるかどうか。中央3頭のうちでは唯一重賞勝ちがないが、近走のレース内容からこの馬が最上位と見る。

 ソリタリーキングは2年前のマーキュリーC以来勝ち星がないが、とはいえ今年だけでも2着3回、3着1回。特に地方のダートグレードでは崩れることがない。5月のことだがブリリアントSではドコクフカゼより2.5kg重い57.5kgを背負ってクビ差の2着があった。コースに慣れている戸崎騎手で、いかにもチャンピオンズCの裏的なメンバーならひょっとしてという場面もあるかもしれない。

 昨年のこのレースを制してNARグランプリ・年度代表馬となったサミットストーンだが、アンタレスSでの外傷、休養以降、どうも調子が上がらない。それ以前、東京大賞典、川崎記念3着というレースぶりからも、このメンバーなら能力上位であることは間違いないのだが。

 佐賀記念、マーチSを連勝した実績があるマイネルクロップは、秋初戦のみやこS(9着)を叩いてどこまで変わってくるか。

 地元・小久保厩舎勢は2頭出しだが、昨年僅差の3着だったトーセンアレスよりも、むしろ人気がないと思われるリアライズリンクスに馬券的な妙味あり。おそらくハナを主張するのは1番枠に入ったサイモンロードだが、マイペースの2番手で、後続有力馬たちが互いに牽制しあうようなら粘り込む場面はあるかもしれない。

 トーセンアレスは4月の船橋・オープン特別を勝って以降、南関東の重賞でも5着が最高という成績。前走白山大賞典でも見せ場なし、という状況では厳しそう。マーキュリーCを制しているユーロビートだが、昨年、断然人気で臨んだ埼玉新聞栄冠賞が中団から追い通しのまま4着。小回りコースは合わないと見て無印。

◎ハッピースプリント
◯ドコフクカゼ
▲ソリタリーキング
△サミットストーン
△マイネルクロップ
△リアライズリンクス

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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