昔ほどメンバーが集まらなくなったと言われる共同通信杯だが、今年はストーミーカフェの登録があった。
朝日杯FSから共同通信杯という臨戦過程は過去10年で6例あり、そのうち3頭が1番人気になっている。
00年マチカネホクシン 5着
03年タイガーモーション 5着
04年アポインテッドデイ 2着
ちなみに他の3頭は6番人気10着、4番人気8着、4番人気4着である。
1番人気がこれでは威張れたものではないが、全否定してしまってよいかというとそれはそれで微妙だ。ここに至るまでの成績という点で、ストーミーカフェは過去の馬に勝るからだ。それに加え、直近の該当例であるアポインテッドデイが2着しているということもある。
馬券の組み立て方は人によって考え方があろうが、私はこういうとき、もう1頭穴寄りの馬を持ってきて3連単の2頭軸マルチを組むことを検討する。「ストーミーカフェ→流しの相手→2頭目の軸馬」という順番で入ったら配当もソコソコ止まりだが、ストーミーカフェが2着や3着だったら万馬券かそれ以上のものも望める。実質的にはウラ目決着をメインに据えたマルチということだ。
問題はその「もう1頭の軸」選びだが、重視したいのは2000m実績。もともとラジオたんぱ杯組が(人気馬ばかりとはいえ)堅調だったのに加え、京成杯も2000m化されてから共同通信杯に繋がるようになった。
昨年は該当馬が京成杯7着、共同通信杯9番人気というボブビーストしかいなかったのだが、そのボブビーストでさえ2着からクビ、クビの4着と健闘した。今年はさらに無理な感じのするウォーターダッシュが唯一の該当登録馬だが、無理のある感じの馬だからこそ来れば大穴になる。
さすがにウォーターダッシュは……という方には、もう少し常識的なところでニシノドコマデモを薦めたい。東スポ杯→共同通信杯は該当例が2例のみなのに10番人気1着(ヤマニンアクロ)と6番人気3着(セイコーアカデミー)。同コースだけあって、やはりアテにできる。