以前にも書いたかと思うが、昨年末に「初公開! 須田鷹雄の重賞マル秘攻略メモ」という本を出した。各平地重賞について3つのポイントを出す内容の本である。
それぞれのポイントは過去10年の傾向から導いているのだが、3つのポイントが全て機能して1〜3着馬が決まるという機会はなかなか無い。そんな中、綺麗に決まっていたのが昨年のフィリーズレビューだった。
その3大ポイントとは、
1.前走阪神JF組は前走連対馬、人気馬のみ
2.前走オープン特別組はマイルをこなした実績が必要
3.前走500万下組はここで人気になるレベルの馬のみ
以上の3つである。昨年は勝ったムーヴオブサンデーが3、2着マルターズヒートが2、3着フィーユドゥレーヴが1に該当していた。
せっかくうまくいった後ということで、今年も登録メンバーを1〜3でふるいにかけてみたい。
まず1だが、今回該当するのは阪神JFで1番人気3着だったラインクラフトのみである。2、3番人気馬、1、2着馬は今回登録していない。ただ、阪神JFからの直行でここを勝ち切ったのは近年だとヤマカツリリーしかいないわけで、2、3着付け限定にするのも手であろう。
2はエアメサイア、ジェダイト、デアリングハートがクリア。ただし、マイルをこなしたレースの格を考えると、エアメサイアがひとつ抜けた存在だ。
3は連対のためには6番人気以内、3着でも8番人気以内ぐらいにはつけていることが条件になる。発売が開始されないと結論は出ないが、常識的に考えてコスモマーベラスしかないだろう。
こうして挙げてみるとごく常識的な馬ばかりだが、ラインクラフトのところで挙げたように「並べ方」には一考の余地があり、馬単・3連単は好配当も狙える。