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【CBC賞】開幕週も、雨の影響で馬場レベルがどこまで低下するのか!?

  • 2019年06月27日(木) 19時00分
 こんにちは、むねひろ よしたかです。

 関西地方にも漸く梅雨入り。関東が先というのも普通ではないですし、近畿地方では最も遅い梅雨入りとなりました。

 晴れれば30℃を超す日もありますし、梅雨とはいえ豪雨もあり、また台風の発生もありそうという今年の変わった天候。

 寝て起きれば当日の天気予報が一変していることもあり、かなり馬場レベルを読むのに苦労する時季です。降るなら降るという方がよっぽど楽なのですが……。

 今年は梅雨のない函館でもスッキリしない週末が毎週のように続いています。

 各馬の説明の中に、道悪の影響について言及しているケースも出てきます。注意して見て下さい。

◆CBC賞

ターゲット馬→アウィルアウェイ

(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 前走の葵Sは新馬戦以来の千二でしたが、そこで0.2秒差・『3』着と内容を良化させました。『千六からの千二で少し戸惑う面があった。この距離が将来的にも一番合う馬だと思う』とレース後の川田騎手がコメントしているだけに、今回は2走連続で同距離に使うことによる慣れが見込めます。

 また、51キロと3歳馬で斤量面の恩恵が大きいのは大きなアピール材料となります。今回は中京にコースが替わりますが、阪神での勝ち星があるだけに直線の急坂も問題ありません。前走の走破時計が1:08.2なので、重い芝になって時計面短縮の課題を補うことが出来ます。

 ただ、今年緒戦となった3走前の「稍重」のフィリーズレビューで1番人気を裏切って『7』着に敗れた際に『こんな馬場もあまり得意でもないかも』と石橋脩騎手がコメントしていただけに、雨の影響が気になるところです。

ターゲット馬→セイウンコウセイ

(c)netkeiba.com

 前走の高松宮記念は4コーナー・直線共に内目を通った馬でないと好走出来ない馬場レベルでした。同馬だけでなく、ミスターメロディー・ショウナンアンセムと馬券に絡んだ馬は3頭共にその進路でした。恵まれた面があったことは否定出来ませんが、2年前の高松宮記念を制しているように、中京が得意コースであることには違いありません。ここはメンバー的に見てもベストであるハナを切る形が叶うでしょう。

 5走前の函館スプリントSが同じ開幕週での逃げ切りVでした。また、前述の高松宮記念勝ちは発表の「稍重」以上に悪い馬場レベルでしたし、条件クラスとはいえ渡月橋Sは「重」での逃げ切り勝ち。道悪もかなり得意にしています。8走前のシルクロードSで58キロを背負って『2』着としているので自身はこなしている斤量ですが、他馬との差が大きくなるハンデ戦というのは鍵となります。

ターゲット馬→レッドアンシェル

(c)netkeiba.com

 アーリントンCで『2』着・NHKマイルCで『4』着・富士Sで『4』着・京都金杯で『3』着と重賞でこれだけ好走歴があったのにも拘わらず、準OPクラスを卒業するのに5走も要してしまいました。

 ただ、前走の彦根Sでは初めての千二に起用されての快勝。これまでの詰めの甘さを払拭しただけでなく、1:07.3の走破時計も優秀。新たな距離適性を見せてくれました。軽い芝で強さを見せただけに、今回は重い芝の中京へのコース替わりがポイントになります。ただ、アーリントンCで『2』着・リゲルS勝ちと回りこそ違いますが似た形態の阪神での良績は十分ありますし、また「不良」だった富士Sで『4』着と、道悪もこなしています。自身のパフォーマンスレベルが下がるかもしれませんが、クリア出来ることは既に示しています。

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日本屈指の理論派で、高配当馬券に注目する“競馬穴リスト”。馬場レベルを基本とする『激走レンジ<range>』を駆使するのは既に有名だが、『馬券の買い方』についてもこれまで世になかったメカニズムを発表し、第一人者となる。グリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』でも活躍中。主な著書に『同じ予想でプラスになる人、ならない人』など。
公式ホームページ名は『ムネヒロネット』。

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