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【セントライト記念】前走ダービー組からどれを選ぶか

  • 2019年09月10日(火) 12時00分

前走2ケタ着順からの馬券圏内も珍しくない


 セントライト記念やローズSのような三冠目に向けたトライアルは、「春の実績組」と「上がり馬組」のどちらを買うべきかで悩むことになりやすい。

 このうちセントライト記念については春の実績組と結論づけてしまっていいだろう。過去10年、前走GI組の成績が[7-4-4-19]で複勝率44.1%。回収率も単149%・複114%と高い。この組が馬券に絡まなかったことは過去10年で2回しかなく、その2回はともに該当馬1頭だけという年だった。

 比較対象として、前走GII・GIII組は[1-1-3-20]で複勝率20%。回収率は単25%・複37%。前走オープン特別組は8頭いて馬券圏内なし。前走条件戦組は[2-5-3-77]で複勝率11.5%。回収率は単14%・複48%でかなり低い。前走条件戦組には、かなり無理のある成績から参戦してしまう馬もいるので成績が伸びないのは仕方ない面もあるが、前走を勝ってきた馬(前走クラス不問)に限定しても[1-3-2-40]で回収率は単13%・複45%。やはり無理にここから軸を選ぶ必要はなく、気になる馬をヒモで拾えばよいだろう。

 軸を前走GI組から取るとして、問題はどの馬を取るかだ。過去のダービー組を見ると前走2ケタ着順からでもセントライト記念で馬券に絡む馬は多い。また、ダービーで上位人気になっていたような馬ならここでも計算が立つが、6番人気以下だった馬については前走人気順もあまり参考にならない。

 基本的には「ファンの目分量」がけっこう合っているというか、その年の前走GI組でセントライト記念人気最上位の馬が最先着を果たすことは多い。ただ2015年(該当4頭で人気順3、4番目が1、2着)や2011年(該当5頭で人気順5、3番目が1、2着)のように序列が崩れた年もある。グループ内でどれを選ぶかは、ファン個々の本命党か穴党かという嗜好にもよるだろう。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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