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【ホープフルS】2戦2勝馬の上位独占はあるか?

  • 2019年12月24日(火) 12時00分

一角崩しを積極的に検討したい


 今年のホープフルSには2戦2勝馬が4頭も登録している。それも新馬→1勝クラスの2戦2勝馬は含まれず、いずれも新馬→オープンの2戦2勝馬である。

 過去にこのような事例はどの程度あったのだろうか。新馬戦が一発勝負になった2003年以降、芝の新馬戦を勝ち、次走で芝のオープン特別・重賞を勝った馬(いずれも2歳戦で)というのは165頭いる。

 それらの馬が3走目でまた2歳戦に出走し、かつ同じレースで重複したというのは29レースと意外に少ない。そして、該当馬の1、2着に終わったのは2レースのみ。2012年の京王杯2歳Sと2013年の阪神JFだ。馬券圏内すべて収まったのは5レースで、これらはすべて該当2頭のケースだった。逆に言うと、崩れている馬はけっこう多い。

 私が調べた限り、2歳戦で「芝の新馬勝ち→オープン勝ち」が次の2歳戦で4頭以上集まったケースは2003年以降無く、3頭が3例。

2015年東スポ杯2歳S プロディガルサン2着、マイネルラフレシア3着、ロスカボス8着
2016年朝日杯FS   ミスエルテ4着、レッドアンシェル8着、アメリカズカップ9着
2018年京王杯2歳S  ファンタジスト1着、アウィルアウェイ2着、アスターペガサス5着

 かなり慎重に調べたつもりだが、間違いがあったらご指摘いただきたい。2018年京王杯2歳Sでは該当馬が1〜3番人気を占めたが1頭は馬券圏内となった。他の2レースでは勝ち馬を出せず、2016年朝日杯FSは総崩れとなっている。

 該当2頭のケースでもワンツーは2回だけだし、このタイプにも意外と隙はありそうだ。今年は4頭だから3着まで独占……と安易に考えず、一角崩しを積極的に検討したいところだ。

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登録済

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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