毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
通常の冬場のパサパサのダートとは真逆で、湿って黒ずんでいかにも走りやすいダートコース。距離に関係なく速い時計が出ており、先行勢が押し切るシーンもあれば、展開に応じて差しも届く。基本的には走りやすいダートといっていい。
土曜のダート競走は、7鞍施行、勝ち馬の最終4コーナーの位置は「2番手、8番手、3番手、8番手、2番手、1番手、3番手」。東海Sと同じダート1800mで行われた10R・蹴上特別(2勝クラス)は4コーナー3番手にいた3番人気マリオが上がり3F36秒2でまとめて、1分51秒1の好時計勝ち。
日曜の京都は再び雨が降る予報もあり、湿ったダート状態は続きそうだ。
GI参戦馬も複数いる東海Sは「1分49秒台」の時計勝負。場合によっては1分48秒台に突入する可能性もある。展開的にはインティ、スマハマあたりの逃げ想定。先行勢の折り合いがついてしまうと、前が止まらずに行ったまま…の恐れも。
もちろん同舞台で行われた昨秋みやこSの時のように先行勢がやり合えば差し馬が台頭するが、展開に関係なくパワー型よりも軽い速いダートに対応できる馬が有利。