週中の雨の影響も残り、土曜のダートは「稍重」で終日開催された。土曜は、ダート競走は7鞍。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「9番手、2番手、4番手、1番手、2番手、3番手、7番手」。1R・3歳未勝利戦(ダート1300m)こそHペースになったため、最終4コーナー9番手クリアミッションが届いたが、全般的には好位組の活躍が目立った。

　根岸Sと同じダート1400mの9R・銀蹄Sは5番人気ロードグラディオが4コーナー7番手から伸びて快勝。2着は11番人気エテルニテが道中2番手の外併走から2着に粘り込んだ。レース前半3F34秒6〜後半3F36秒9の完全なHペース。

　この速い流れを粘り込んだエテルニテを見ると、走りやすくて簡単に止まらない馬場といっていいかもしれない。勝ち時計1分23秒5は準オープンとしては多少速め。重賞の根岸Sなら、当然「1分22秒台前半」の高速決着に。

　低温期でもあり、日曜のダートも適度に水分を含んだ傾向は続く。よほどの乱ペースでもない限り、根岸Sは中団辺りまでの馬たちの決着になる。