分けて考えると分かりやすい傾向が見えてくる
スプリングSを関東馬と関西馬、前走オープン組と条件戦組に分けて考えると、いくつか分かりやすい傾向が出てくる。
関西馬の前走条件戦勝ち馬は過去10年[1-1-0-18]で複回収率が10%と、あまりおいしい存在になっていない。ちなみに連対した2頭はキタサンブラックとエポカドーロなので(ともに前走1勝クラス1着)、このルートから成功するとその後が楽しみではある。今年はファルコニアが該当。条件を少し下げて未勝利勝ちならタイセイモンストルが該当する。ただ前走新馬・未勝利組は関東関西合計で過去10年[0-0-0-14]なのが微妙なところだ。
同じ前走条件戦勝ち組でも関東馬は[4-2-0-18]とそこそこ馬券に絡んでいるのだが、こちらは今年該当馬がいない。妥協するなら前走1勝クラス2着のアオイクレアトールか。
その代わり、関東馬の前走オープン組は扱いやすい。前走4着以下だった馬は過去10年[0-0-0-23]。1頭も馬券に絡んでいない。
関西馬の前走オープン組は前走4着馬から3頭馬券に絡んでいるが、5着以下から来た馬は[0-0-0-14]。関東馬より少し妥協余地があるとはいえ、前走オープン大敗馬は走っていない。
前走オープンだから○着でもよしとするか……という妥協をするのではなく、基準を厳しく取り、その次には1勝クラス好走馬を優先すべきかと思う。
今年、前走オープン4着以内馬はヴェルトライゼンデとサクセッションの2頭だけ。1勝クラス勝ちの関西馬が1頭、同2着の関東馬が1頭。ひょっとすると、このくらいの狭い範囲で馬券を組んでよいのかもしれない。