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【函館スプリントS】例年通りの前有利傾向も差し台頭の余地もあり

  • 2020年06月20日(土) 19時00分
毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

 函館は開催2週目。火曜と木曜に雨が降ったが、開催に影響はなく、20日の土曜は芝、ダートともに良馬場で開催された。全体的に傷みもなく、芝状態は上々。近年の傾向通り、洋芝でも速い時計が出ている。

 土曜は、芝競走は7鞍施行。函館スプリントSと同じ芝1200m戦が4鞍行われているので格好の参考材料になる。芝1200m4戦の勝ち馬の最終4コーナーの位置は「2番手、1番手、2番手、7番手」。乱ペースになりにくい下級条件ほど前が止まらず「前&内」が有利な傾向。

 ただ、5R・2歳新馬戦には正直ビックリした。逃げ切ったモンファボリは1分8秒7の2歳コースレコード。従来の2歳コースレコード(レヴァンテライオンの1分9秒2)を0秒5更新した。2着を5馬身離したモンファボリ自身のスピードはもちろん評価すべきだが、それだけ時計が出やすい舞台ともいえる。

 メイン11R・STV杯はレース前半3F33秒5〜後半3F35秒0の前傾ラップのHペース。8番手追走の3番人気アリアが一気差しを決めた。勝ち時計は1分8秒5。これだけピッチが上がれば、前有利の状況でも差し馬台頭の余地はある。

 日曜は引き続き好天予報。芝状況は基本的には前&内有利。函館スプリントSはフルゲートの16頭立てでもあり、外を回っては厳しく、差すにしても馬群を縫う器用さは必要か。時計的には「1分7秒台」では函館としては高速決着。問題は道中のペースで、外枠に結構行く馬がいる分、意外に流れる可能性もあり、読みにくい展開は結果にも影響しそうな気配。

スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。04年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、09年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。15年は宝塚記念で3連単52万馬券がヒット。馬券相性は京都、阪神が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。

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