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【宝塚記念】レース展開のカギは朝方までの雨量にあり

  • 2020年06月27日(土) 19時00分
毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

 土曜の最終レース終了時点でこの原稿を毎週書かせていただいているが、今春のGIシリーズは土曜から日曜にかけて馬場状況が変わるケースが多々あった。例えば、桜花賞は想定以上に日曜に雨が降って重馬場。逆に皐月賞は土曜段階(不良)から急激に乾いた。今月行われた安田記念は土曜夜に降った雨が微妙に影響を及ぼした印象。

 阪神競馬場周辺は土曜夜から日曜朝方にかけて、実は雨予報が出ている。ただ、いったいどれほど降るのか?ちなみに土曜時点では、当初考えていた以上の「高速馬場」を保っていた。今週からBコースに変更され、内寄りの傷みが軽減された効果もある。

 内回り2000mで行われた阪神10R・京橋特別(3歳以上2勝クラス)には正直驚いた。先手を奪った3番人気レターオンザサンドが前半5F58秒4のハイラップで飛ばし、内ラチ沿いを粘って2着に残ってしまった。道中2番手から快勝した1番人気カセドラルベルの勝ち時計は1分58秒9(レースの後半5F60秒5)の好時計で、典型的な「行った、行った」の決着。上位2頭が結果的に強かったのかもしれないが、同舞台の大阪杯を制したラッキーライラックの勝ち時計が「1分58秒4」だから、条件級としてはかなり速い。

 万が一、土曜夜から日曜朝にかけて予想されている雨が少量だと、気温が高い時季でもあり、乾くのも早い。内&前有利で前が止まらない「高速馬場」も十分ある。

 逆に短時間でも雨量が多ければ、内ラチ沿いの傷みは先週までの競馬で多少残っており、稍重、あるいは良馬場発表でも多少時計を要する馬場にシフトする可能性もある。いずれにしても日曜当日の馬場状態、レース傾向はぜひ注意していただきたいと思う。

スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。04年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、09年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。15年は宝塚記念で3連単52万馬券がヒット。馬券相性は京都、阪神が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。

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