一年の計は金杯にあるが、正月からあまり難しいことは考えたくない。京都金杯はごくシンプルに予想していきたい。
京都金杯のポイントは大きく言ってふたつ。京都コースに実績があることと、前走か前々走でGIに出ていた馬が強いことだ。
京都は中央4場の中でも特異なキャラクターを持つ競馬場であり、そのぶん「巧者」を生みやすい。一方、ハンデ重賞といっても登録頭数が多い昨今の状況では本当の格下、軽ハンデ馬の出走余地がないため、一定以上のレベルでの戦いになりやすく、それが格重視の結末につながりやすいのだろう。
今回の登録馬で、前走か前々走でGIに使われていた馬を見てみると……。
アイルラヴァゲイン。立て直して複くらいならありそうだが、京都芝は初出走。出走順も23位で厳しい。
オレハマッテルゼ。京都は[1-1-0-1]だから悪くない。問題は人気。前走勝ちが票数にどう影響してくるか。
キネティクス。京都[4-0-2-7]だが昨年微妙に足りなかった現実がある。出走順も厳しい。△くらいなら、のイメージか。
シルクトゥルーパー。前々走のGIというのがダービーなので、存在そのものを横に置いておく。
シルクフェイマス。……使わないですよね。
ディアデラノビア。これが今回1番の問題。京都では白梅賞でエアメサイアを負かしているが、本質的には2000m以上向きのような気がする。人気になってまで買いたくない。
ビッグプラネット。京都[1-0-0-2]。マイルCSの内容からすると3着はあるかもしれないが、積極的には買いづらい。
マイネルハーティー。京都[1-1-0-2]。ビッグプラネットとほぼ同等の評価。
ローエングリン。……使うのか? 最近低迷しすぎで、一変は疑問。
書きながら自分の気持ちを整理してみたが、やはり順当なのはオレハマッテルゼか。