下の世代の低迷を尻目に活躍が目立つ現5歳世代馬
先月の秋華賞&菊花賞について、当コラムでは『実は低レベルな3歳世代限定戦の中で生半可な結果を残してきた馬よりも、実は相対的にレベルの高い古馬混合の上級条件クラス戦で結果を残した馬を評価するのも大アリ〜上がり馬の通用可能性が高いのが今年の同路線の情勢』と指摘しました。
その秋華賞は前走古馬混合2勝クラス戦を勝ち上がったばかりのソフトフルートが穴をあけるなど、上位入線馬6頭中4頭が春クラシック不出走の上がり馬から輩出。菊花賞でも上がり馬アリストテレスがコントレイルを最後まで苦しめる激走を見せるなどで、実際にも当世代の既存勢力の脆弱さが裏付けられるレース結果だったと言えるはずです。
そんな3歳世代限定戦の中でも例年ほどの優位性はなかったという3歳世代既存勢力(3歳春までの重賞実績馬)ですが、周知の通り上の世代との戦いとなると更に苦戦を強いられているという現状となっています。
今年の芝古馬混合重賞において、この3歳世代馬はのべ19頭出走して馬券に絡んだのは3頭のみ。しかも、4人気以内に支持された上位人気馬が大挙12頭もいながらの低アベレージであるだけに、